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地獄少女 宵伽 第12話「回顧録~はぐれ稲荷~」(最終回)【感想コラム】
地獄少女 宵伽 第12話「回顧録~はぐれ稲荷~」(最終回)【感想コラム】©地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会 /スカパーウェルシンク・アニプレックス[写真拡大]
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ついに第4期も最終回。1~3期はそれぞれ全26話あったため、1クールだと寂しく感じてしまいます。
でも、既にBDの上下巻が発売しています。すぐに揃えられるのも、短いクールの利点でしょうか。これを購入すれば、放送が終わっても繰り返し楽しめますね。
Contents
1 痛い子のお話2 こっくりさんのおかげで変わることが出来ました3 呪いはエスカレートしていき……4 取り返しのつかないことまで
■痛い子のお話
というわけで今回の冒頭は、「一本ずつ引け! 占ってやる!」とお店の割り箸を勝手に使うきくりのシーン。
全ての割り箸には「し」が書かれていて、「3人とも死ぬのだー!」とはしゃぐきくりを、痛い子扱いするみんな。
宵伽では、きくりが一番目立ってますね。そんな“痛い子”に関するエピソードがはじまります。
今回のメインとなる人物は、稲生楓。ゆずきと同じ学校に通う中学生です。
小学生の頃の彼女は、目立たない空気のような存在でした。しかし、中学に入ってからはこっくりさんをやり始め、目立つようになりました。
自分には“稲荷のゴンさん”が憑いている――と信じていて、周りから“こっくりちゃん”と呼ばれています。
なるほど、痛い子というわけですね。
けれど、ただの妄想癖や中二病では終わらないのがこのアニメです。
ちなみに、骨女たちいつものメンバーは、教師として学校に入ってます。いつもながら、彼らはどうやって潜入しているのでしょうか。
■こっくりさんのおかげで変わることが出来ました
探しモノの場所を言い当て、「ゴンさんはなんでもお見通しなの」と言う楓。
みんなからバカにされているのかと思いきや、“当たると評判”で、結構頼られてもいるようです。
ちなみに、放送中のTwitterでは、『HUNTERXHUNTER』の話題がちらほら……。ゴンさんと聞いて、そちらを思い浮かべた方が多いみたいです。
ついには、逆恨みで生活指導の先生を呪ってほしい、などと言い出す人まで。
「でも私呪いなんて」
「できないの?」
ゴンさんのおかげで空気ではなくなった彼女には、断ることなど出来ません。
試しに呪ってみたら、本当に先生が階段から落ちて怪我をしました。
その一件から、ますます彼女の噂が校内に広まっていきます。人を怪我させてしまったけれど、依頼人からお礼を言われれば、
「私にはゴンさんがついていますから」
とまた次も引き受けてしまう楓。もちろん無償です。こっくりさんをしていない時の彼女の周りには、人がいるように見えません。
結局、友達らしい友達はいないようです。
■呪いはエスカレートしていき……
ついには殺しの依頼まで引き受けることに。
近くに住む大学生にストーカーされている――と、その女生徒は言います。楓は基本、気の強いような娘ではありません。もちろん断ることなど出来ません。
地獄少女という本当の呪いを知るゆずきは、楓を止めようとします。しかし、楓はみんなに頼られているからと、昔の自分に戻ることを拒否。
とはいえ、本当にゴンさんがいるわけではありません。
今までのことは、偶然が重なっただけ。
いくら呪おうが、人を殺すことまでは出来ません。
依頼人の女生徒は、楓がなかなか呪いに成功しないので、毎日のように突っかかってきます。
「もういい! あんたに頼ったのが間違いだったわ」
度重なる失敗の後に、インチキ扱いされはじめる楓。失敗が広まったら、また空気になってしまう。楓は夜な夜な神社を訪れ、呪いを行います。
完全に努力の方向が間違っています。
毎晩呪いを行う行動力があるのなら、もっと別の努力だって出来るはずなのに。そうすれば本当の友達だって出来るはずなのに……。
自分には力がある。そう思い込んでしまっている彼女には、他の選択肢が見えないようです。
■取り返しのつかないことまで
どうやっても呪い殺せないので、最後には地獄少女に手を出してしまいます。
閻魔あいの語るルールを聞くこともなく、藁人形を受け取った途端に使ってしまう楓。
大学生は地獄に流されますが、それは不幸のはじまりでした。
依頼人曰く、実はストーカーなどではなく、ただキモかっただけとのこと。
ろくに調べず考えもせず、安易に依頼を受け無実の人を死なせてしまったのです。しかも、他の生徒たちはそれをなんとも思わず、また次も呪いを依頼しようとします。
もちろん、地獄少女が使えるのは1回だけ。
きっとこの後、楓は切り捨てられまた空気になるのでしょう。後先考えずに行動をした結果、何も報われず、ただ自分の死後が地獄行きになっただけ。
ラストに相応しいバッドエンドでした。
というわけで第4期が終わってしまいましたが、後半は回想録なんですよね。新規シーンがあるとはいえ、メインは1~3期のエピソードです。完全新作は前半の6話のみ。第3期の放送が2008~2009年だったので、新作がつくられたということ自体が、嬉しいことではありますが……。
短い分、BDは買いやすいです。続きを望む方は、ぜひ買って作品を応援しましょう♪
(あにぶ編集部/星崎梓)
©地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会 /スカパーウェルシンク・アニプレックス
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