地獄少女 宵伽 第5話「風の歌が聞こえる」【感想レビュー】

2017年8月17日 11:44

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地獄少女 宵伽 第5話「風の歌が聞こえる」【感想レビュー】©地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会 ©地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

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 いよいよ、謎の少女ミチルの過去に踏み込んでいきます。

 第4期、注目の5話目です。

■開幕から葬式


 季節外れの風鈴を見て、自分の名前が「ミチル」であることを思い出す少女。今回はミチルの回想と、現代パートの同時進行です。

 開幕から葬式シーン。亡くなったのは、3人の男の子。まだ小学生です。

 別の男の子(理史)とその両親が葬式にやってきて、「何しに来た!」「人殺し!」とキレる亡くなった男の子の母親。

 申し訳なさそうにいている方が、事故で3人を奪ってしまった?

 相手方の母親は、理史に対し「なんでお前だけ生きているんだ」と暴言。

 いつものように、そんな修羅場を観察する地獄少女御一行様。彼らの話によると、ミチルもまた亡くなった少女らしいです。

 さあどう絡んでいくのか。

■自業自得じゃないですか


地獄少女 宵伽 第5話「風の歌が聞こえる」【感想レビュー】

画像引用元:©地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会 ©地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

 現代パートの回想シーン(と書くとややこしいですね)へ突入。

 どうやら、亡くなった3人は理史の友達だったようです。

 理史と彼の両親の車に乗り、みんなでお出かけ。

 しかし、そこで不幸な事故が――とはならないのがこのアニメ。なんと3人は理史を殴る蹴るでイジメていました。

 しかも、理央の両親の言うことを聞かず、車内で暴れるわ窓から上半身を出してはしゃぐわの無茶苦茶っぷり。

 あげく、3人の捨てた缶ジュースのせいでブレーキが踏めず、車が横転。シートベルトをしていなかった3人だけが車外へ放り出され、死亡。

 どう考えても自業自得です。ちょっとグロいけど、シートベルトは大事といういい教訓になりましたね。

 これはもう、むしろ理史たちの方が車の損害賠償やらを請求していいレベルです。

■理不尽×理不尽


 一方ミチルの回想シーンですが……彼女の父が村で活躍したのを逆恨みし、少年たちが寄ってたかってミチルを暴行。

 男の子が! 数人がかりで! 女の子を暴行!!

 これを普通に描いちゃうのが地獄少女です。女子小学生が既に襲われていますからね。この程度ではまだ驚きませんよ。

 「いいことをすれば人を幸せにできるのよ」

 風鈴を見て言うミチルの母親。だから、笑顔で人のために行動する。そう決めるミチルですが、

 「商社勤めってのはそんなに偉いのかね」

 ミチル一家をよく思わないものたちのイジメは続きます。

 ある日、池にミチルを落とそうとした男の子たちが、事故で自ら転落。水死します。これまた自業自得な展開です。

 それなのに、村の人達はミチルが殺したと言いがかりを……。

 女の子一人が男の子数人を湖に落とすなんて、無理です。そんなこと承知の上で、村人たちは彼女とその両親を責めるのです。

■村ぐるみで殺害されてしまう


 数日間、閉じ込められてしまうミチル。風鈴の音を頼りに母親が見つけるも――

 今度は一家揃って倉庫に閉じ込められ、燃やされて殺されてしまいます。

 ここまでやるのか(´・ω・`)

 村ぐるみでの殺人ですよこれは!

 いいことをしても人を幸せにできないどころか、殺されちゃいました。

 過去の自分と理央を重ね、なぜ悪くない理史たちを流さないといけないのか、疑問に思うミチル。
そう、今回の依頼人は事故死した側の母親です。逆恨みです。

 それでも閻魔あいは言うのです。

 「立場が変われば見方も変わる」と。

 相手の母親も息子たちの死を嘆き、泣いています。

 それはそうなのでしょうが……今回ばかりは同情できませんよね、これ。しかし、母親はあと一歩のところで藁人形の使用をためらい、棺を前に泣き叫びます。

地獄少女 宵伽 第5話「風の歌が聞こえる」【感想レビュー】

画像引用元:©地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会 ©地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス

■罪は裁かれる?


 そして再びミチルの回想。燃やされたミチルは恨みの念で炎を操り、村人たちを殺していました。

 えええ……能力みたいの出てきちゃいましたよ。

 どんな理由があろうと、ミチルもまた罪を犯した存在。

 だから、次の地獄少女になって罪を償うのだと、閻魔あいはいいます。

 第3期でも跡継ぎを探していましたが、ここでまたそれが出てくるとは。

 しかし、やっぱり理不尽すぎる展開ですよ。とはいえ、ミチルは村ごと焼き払っていますので、関係ない人も殺してしまっているわけです。

 今回は、いじめをした側も亡くなってしまっていますし、被害者である理史は地獄に流されませんでした。そう考えると、悪いことをしたら罰を受ける――という、ある種の教育的展開に見えなくも――うう~ん?

 すっごくモヤモヤするまま、次回へ続く!

 これ、どうなっちゃうんですかね。

 地獄少女 宵伽 第4話「わたしを深く埋めて」【感想レビュー】

(あにぶ編集部/星崎梓)

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