後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は反落、物色は個人主体の中小型株に向かいやすく

2017年7月12日 12:25

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記事提供元:フィスコ


*12:25JST 後場に注目すべき3つのポイント~日経平均は反落、物色は個人主体の中小型株に向かいやすく
12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は反落、物色は個人主体の中小型株に向かいやすく
・ドル・円は113円45銭、弱含み、米金利低下や日本株安で
・エンシュウ、岡本硝子などがストップ高


■日経平均は反落、物色は個人主体の中小型株に向かいやすく

日経平均は反落。63.10円安の20132.38円(出来高概算7億2000万株)で前場の取引を終えた。為替市場でドル円が1ドル113円台半ばとやや円高に振れて推移するなか、前日の上昇に対する利益確定の流れが先行した。ただし、引き続き下値の固さが意識されるなか、日経平均は20100円台をキープしており、日中値幅は50円弱と狭いレンジでの取引となった。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは鉱業、金属製品、海運、機械、化学がしっかり。半面、銀行、その他金融、石油石炭、食料品、空運、建設が小安く推移している。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>、東エレク<8035>、TDK<6762>が重石に。

日経平均は、利食い先行後は狭いレンジでの取引が続いており、5日、25日線を上回っている。米国では「ロシアゲート」問題で大統領の長男にも疑惑が波及してきたことが重石となるが、一方で地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表されるほか、イエレンFRB議長が下院金融委員会で証言を行う予定である。先週の米雇用統計は、FRBが予定通り年内3度目の利上げを行う後押しになるとみられており、ベージュブックやイエレンFRB議長証言を受けて利上げ観測が高まる可能性もあり、これを見極めたいとのムードも強いだろう。

そのため後場もこう着ながらも底堅い相場展開が続くとみられる。物色は個人主体の中小型株に向かいやすく、個別に材料の出ている銘柄のほか、ゲームや自動運転車といったテーマ株での値幅取り狙いになりそうだ。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は113円45銭、弱含み、米金利低下や日本株安で

12日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含み。米金利の低下や日本株の下落を背景にドルは下落基調となった。

ドル・円は、前日NY市場での下落基調を受け継ぎ、日経平均株価の軟調地合いや米10年債利回りの低下を背景にリスク回避のドル売り・円買いの流れが強まり、朝方付けた113円97銭から値を下げる展開となった。

日経平均の20000円台維持で下げは限定的とみられたが、正午にかけて一段安となり、113円43銭まで下落。ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで日本株安の継続が警戒され、リスク回避のドル売り・円買いに振れやすい地合いが続きそうだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは113円43銭から113円97銭、ユーロ・円は130円25銭から130円68銭、ユーロ・ドルは1.1463ドルから1.1479ドルで推移した。

12時20分時点のドル・円は113円45銭、ユーロ・円は130円17銭、ポンド・円は145円72銭、豪ドル・円は86円79銭で推移している。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・エンシュウ<6218>、岡本硝子<7746>などがストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます


■経済指標・要人発言

・トランプ米政権
「連邦準備制度理事会(FRB)理事兼金融監督担当副議長にクォールズ氏を指名」

・英国中央銀行のブロードベント副総裁
「英国のEU離脱後の貿易を懸念」

・マッコーネル共和党上院院内総務
「8月の夏季休暇の開始を遅らせる方針、休暇は第3週目から」

・メルケル独首相
「ECBの金融政策では我々がいずれ達成したい水準にまだいたらない」


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・13:30  第3次産業活動指数(5月)  -0.5%  1.2%

<海外>
・特になし《HT》

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