【株式市場】NY株高など好感し日経平均は反発するが世界的サイバー攻撃の波及懸念あり後場はモミ合う

2017年6月29日 15:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は2万220円30銭(89円89銭高)、TOPIXは1624.07ポイント(9.70ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億5041万株

 29日後場の東京株式市場は、ロシアや英国、インドなど世界各地でサイバー攻撃の被害が伝えられ、様子見姿勢があり、日経平均は前場上げた貯金があって前日比で反発したが、前場の高値2万266円59銭(136円18銭)を抜けずに一進一退を続けた。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQSDAQ平均も高い。

 後場は、引き続き鉄鋼株や証券株などが値を保ち、土木管理総合試験所<6171>(東1)が路面下ビックデータ共有システムに続き3Dレーダーによるコンクリート構造物などの強度自動分析システムが言われて一段高となりストップ高。ASJ<2351>(東マ)は信用取引規制の解除が材料視されて買い直されたとされストップ高。アズジェント<4288>(JQS)は世界各地でサイバー攻撃の被害が伝えられ需要増加の期待が言われ高値を更新。

 東証1部の出来高概算は19億5041万株(前引けは9億8707万株)、売買代金は2兆4419億円(同1兆2310億円)。1部上場2021銘柄のうち、値上がり銘柄数は1513(同1390)銘柄、値下がり銘柄数は398(同485)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、その他製品、証券・商品先物、海運、その他金融、非鉄金属、卸売り、ガラス・土石、機械、銀行、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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