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ファン待望の『HUNTER×HUNTER』が連載再開、最新刊コミックスも発売
コミックス34巻にて実現したヒソカ対クロロ戦だが、別の漫画からの着想を得て生まれたと本コミックスのラストにて綴れている。(c)集英社[写真拡大]
■『ジャンプ』の長期連載漫画『HUNTER×HUNTER』が再開&新刊発売
6月26日に発売された『週刊少年ジャンプ』では、人気作品『HUNTER×HUNTER』の連載が再開された。同時に、休載するまでの内容が収録されているコミックス34巻も発売。ファンだけでなく『HUNTER×HUNTER』からしばらく離れた人もとっつきやすい形になっている。
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■『HUNTER×HUNTER』34巻ではヒソカとクロロの対決が中心
『HUNTER×HUNTER』の現在のストーリーは、主人公であるゴンや仲間のキルア、クラピカが住んでいる外の世界「暗黒大陸」へ上陸するまでのエピソードが中心となっている。しかし、34巻では作品中でも人気の高いヒソカとクロロの対決が中心となっている。
クロロはクラピカの力によって「念能力」と呼ばれる力を封印されていた。事情を知ったヒソカはクロロの除念を助けることにするが、引き換えとして天空闘技場での1対1の闘いを要求する。戦闘狂であるヒソカとの戦闘は避けたかったクロロだが、治療のためと割り切って除念を依頼することになる。
無事に念動力を取り戻したクロロは、天空闘技場にてヒソカと闘う。クロロは他者の念動力を奪う力を用いながらヒソカを追い詰めていく。しかし、戦闘のプロフェッショナルであるヒソカを簡単に倒すことはできず、観客を巻き込みながら激闘を繰り広げていく。
今回のヒソカVSクロロ戦については、週刊誌にて連載されていたページに加筆・修正を加えたものとなっている。見開き1ページすべてを使い、クロロに追い詰められるヒソカを描いたシーンは圧巻。休載が多いことで知られる作者の冨樫義博氏であるが、それでも連載が続いているのがわかる内容である。
また、『HUNTER×HUNTER』34巻のラストには、冨樫氏がヒソカVSクロロを描きたかった経緯についても掲載されている。どのような経緯でヒソカとクロロの闘いを描いたのか垣間見える内容となっているので、ぜひチェックしておきたいところだ。
■週刊誌につながるエピソードについても掲載
ヒソカとクロロの闘いに一応の終焉は見えるが、物語としては現在「暗黒大陸」へ向かうことが軸となっている。コミックス34巻では暗黒大陸へ向かうためのブラックホエール号に乗船しているクラピカの描写も収録。彼は現在、暗黒大陸への上陸を目論むカキン帝国の王子たちの護衛任務に着任しているが、王室内での策略に巻き込まれる様相を呈している。
6月26日発売の『少年ジャンプ』は、ちょうどコミックス34巻のラストからである。大きな話題を呼んだ「キメラアント編」後が主のストーリーとなることが予想される内容だが、きちんと完結に向かうことを望むばかりである。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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