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シャープ、ブランド利用権供与の中国ハイセンスが低品質製品販売として提訴
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 シャープは鴻海精密工業に買収される以前、経営再建策の一環として中国の家電メーカー・海信集団(ハイセンス)に北米でのテレビ生産設備などを売却し、ライセンスの利用権も供与していた。しかしシャープは9日、シャープブランドの使用差し止めを求めてハイセンスを米カリフォルニア州の裁判所に提訴した(ニューススイッチ、iam、日経新聞、WSJ、Slashdot)。
シャープは2015年ごろ、経営再建のために生産拠点の売却や海外メーカーへのシャープブランドの供与を進めていた。しかし、鴻海傘下となった現在では方針を転換、自前で全世界に製品を展開することを進めている(マイナビニュース)。ハイセンスに対しても今年4月にライセンス契約打ち切りを通告したとのことだがハイセンス側はこれを認めていない方針で、そのための提訴となったようだ。
シャープはハイセンスに対し、低品質の製品を販売して評判を落としたなどとして、シャープブランドの使用差し止めとともに少なくとも1億ドル(約110億円)の損害賠償を求めているようだ。いっぽうハイセンス側は高品質のテレビを販売していたと主張している。
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