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【誰でもできるビットコイン投資】今、ビットコインがおもしろい!
【第1回】書店、新聞、雑誌で、「ビットコイン」「仮想通貨」「ブロックチェーン」という言葉を目にすることが多くなりました。ビットコインは「特別なもの」ではなく、「当たり前のように使われるもの」になりつつあります。本連載では、ビットポイントジャパンの小田さんが、ビットコイン投資歴1年のタレント/モデル・福井仁美さんがぶつける素朴な疑問に答えながら、投資初心者が無理せずに始められるビットコイン投資方法を解説します。
本連載は2017年5月に発売した小田玄紀氏の書籍『1時間でわかるビットコイン投資入門』より、編集部にて再編集・掲載しています。via 1時間でわかるビットコイン投資入門 (NextPublishing) | 小田 玄紀 |本 | 通販 | Amazon
BTC投資歴1年のタレント/モデル福井仁美さんが、『1時間でわかるビットコイン入門』著者の小田玄紀さんに「投資の基礎」を聞く!
小田 玄紀さん
株式会社ビットポイントジャパン 代表取締役社長。 1980年生。東京大学法学部卒業。大学在籍時に起業し、後に事業を売却した資金を元にマッキンゼー出身者らと共に投資活動を始める。「頑張る人が報われる」をコンセプトにして起業家や社会起業家の事業立上げ・経営支援を行う。株式、FX、債権などの投資にも精通し、仮想通貨取引にも携わる。2016年3月に上場会社子会社として初の仮想通貨取引所であるBitpointを立上げ、同社代表取締役に就任する。
ビットコインってなに?
ビットコインってなんのコイン?
小田玄紀(以下、小田):福井さんは2016年からビットコイン投資をされているそうですね。最初にビットコインを知ったのはいつ頃ですか?
福井仁美(以下、福井):2014年だと思います。友達から「ビットコインって知ってる?」と聞かれたのが最初です。
小田:早い時期からお友達と話していたのですね。どんな印象を持たれましたか?
福井:はじめて聞いたときは「なんのコインだろう?」と思いました。ゲームセンターのコインみたいなものを思い浮かべてしまったんですよね。
小田:『コイン』というぐらいですからね。そういう人も多いようですよ。福井:仮想通貨だと聞いてもピンとこなくて、「仮想の通貨ってなに?」と、戸惑ったというのが正直なところです。ビットコイン投資についても、「仮想のものに投資するってどういうこと?」「株式投資や債券投資と違ってゲーム感覚でするもの?」…と思いました。
小田:そうですよね。仮想、という言葉がついているせいか、私の周りでも以前は「怪しい」と思っている人が多かったですから。本当は皆さんのお財布に入っているお金と同じように使うこともできるのですが。
福井:はい。私もあとからそう知りました。お金と同じように買い物や食事の支払いに使ったり、海外へ送金したりもできますよね。
小田:そうです。北米のAmazonなど、大手ネット通販ではビットコインで決済できるところもありますし、日本でもビットコインで支払いができる加盟店が増えています。
大手電器量販店でも試験導入が始まったほか、2017年夏頃にはリクルート系でも26万店での導入が予定されています(2017年4月現在)。
これはかなりインパクトがあります。今後はビットコインで支払うことも特別なことではなくなると思いますよ。
認知度が高まって利用できる場所も増える?
小田:当社が運営するBitpoint でも日本国内で店舗決済の扱いを始めましたが、その反響も大きいですよ。大手企業から持ち込まれる商談も増えていて、ビットコイン決済できるお店はどんどん広がっていくと思います。
日本人はもちろんですが、海外からの観光客がビットコイン決済を利用できるようになると利便性が高まると思います。
福井;海外の方は日本人より現金を持ち歩かずクレジットカードで決済することが多いイメージがありますが、ビットコインで決済できると選択肢が広がって便利になりますね。
小田:そのとおりです。ビットコインは中国の方が多く保有しているのですが、ビットコインで決済できるお店を、中国最大のSNS「微博(weibo・ウェイボー)」で紹介する取り組みも始まっているんですよ。
福井:それは便利ですね。ビットコイン決済できるお店が増えそう。
小田:福井さんは海外旅行が趣味とのことですが、海外でビットコイン取扱のお店を見たことはありませんか?
福井:あります!最近もロサンゼルスに行きましたが、レストランと大型のスーパーでポスターやビットコインのマークを見かけましたよ。小田:先日も中国の方と話したのですが、日本に来てクレジットカードで買い物すると為替リスクが伴って、円安のときには不利になる。だからビットコインで払いたい、という人が多いそうです。
福井:同感です! その意味でもビットコインは魅力があると思うんですよね。ワールドワイドで為替水準を気にせず使えて、為替手数料を払う必要もなく、ビットコインをそのまま使えるというのはとても便利です。
海外ではクレジットカードを使いますが、請求が確定するまでレートがわからないのは不安ですし、両替する際も、なぜこんなに為替手数料がかかるのだろう…と、つい不満を感じてしまいます(笑)。ビットコインをそのまま使うことができれば本当にいいなと思います。
小田:お店にとってもクレジットカード決済よりビットコイン決済のほうがコストを抑えられるなど、メリットがあるんですよ。福井:ビットコインで決済できるお店が増えてくれば、ビットコインを持ちたい人が増えてきそうですね。ということは、ビットコインを買う人、つまりビットコインに投資する人が増える可能性があるということですか?
小田:そうですね。利用できる場面が増えれば、ビットコインに投資する人も増え、その価格を押し上げる要因になると思います。
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ビットコインはインターネット上に存在する「お金」
まずはビットコインについて整理しておきましょう。
ビットコインとは、インターネット上で発行、取引される仮想通貨のひとつです。
「仮想」という言葉の印象から、「空想上のお金なのか」とか、「どんなことに使えるのか」といった疑問を感じがちですが、円やドルなど、普通のお金(法定通貨といいます)と同じように使うことができ、欧米や中国、東南アジアなど、すでに多くの国で利用されています。
ネット上に存在しており、安全な取引のために暗号化技術が使われていることから、「暗号通貨」という呼び方もあります。現在、ビットコインの利用で最も多くを占めるのは、「投資」です。
日本にはすでに複数の「仮想通貨取引所」があり、インターネットを通じてビットコインをはじめとした仮想通貨の売買が可能。価格が安いときに買い、値上がりしたところで売れば、その差額をリターンとして得ることができます。数百円から売買でき、お金に余裕がなくても手軽に投資できます。
買い物の代金をビットコインで支払うなど、『決済』に使うこともできます。
ビットコインはお札や硬貨といった実物がないためお財布から取り出して支払うことはできませんが、取引所に口座を開いてビットコインを買っておけば、そこから代金が引き落とされます。スマホにビットコイン用のアプリを入れておくと、お店の端末にスマホをタッチするなどして代金を支払うこともできます。
クレジットカードを使うと、お店側はクレジットカード会社に対して代金の3〜5%程度の手数料を支払わなければなりませんが、ビットコイン決済では手数料が1%程度で済み、メリット大。コストが削減できた分、お客さんにサービスとして還元される可能性もあります。ビットコインは海外送金にも利用できます。
銀行の海外送金のサービスを利用すると、1回あたり2500〜4000円程度の手数料がかかりますが、ビットコインを使えば数十円から数百円程度(利用する取引所によって異なる)と、劇的に安く済みます。
また銀行の海外送金では相手にお金が届くまで数日を要しますが、ビットコインなら瞬時に送金できます。もちろん、国内での送金も可能です。
ビットコインは送金の手数料が安いため、少額の寄付や投資にも便利です。
国内外で発生した大規模災害や紛争地の医療活動などに対して支援金を送りたいと思うことがありますし、最近では賛同する特定の事業に投資するクラウドファンディングも注目されています。しかし銀行振込では500円を寄付するだけでも210〜420円の振込手数料がかかり、クレジットカードで寄付すると寄付先がカード会社に手数料を支払うことになります。
対してビットコインなら送金の手数料はほとんどかからず、少額でも気軽に寄付や投資ができます。さらには外国に寄付を送る際に、わざわざ米ドルに変えたりする必要もありません。
世界中から支援を募ることもビットコインなら可能になります。
このように、ビットコインは円などの法定通貨金と同じように使うことができ、使い方によっては普通のお金より便利に、お得に使うこともできます。ビットコイン決済を検討する企業も増えており、今後、ビットコインはますます身近になると考えられます。
(次回に続く)
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