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【業績でみる株価】キングジムは17年9月期第3四半期累計が大幅増益、07年来の1000円台目指す
圧倒的シェアを誇る厚型ファイルやラベル作製機「テプラ」を主力とする文具・事務用品メーカーであるキングジム<7962>(東1)の17年6月期は第3四半期累計が大幅増益となり、通期も2桁増益予想である。株価は徐々に水準を切り上げてモミ合い上放れの動きを強めている。07年以来の1000円台を目指す展開が期待される。
4月26日発表した17年9月期第3四半期累計(6月~3月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.9%増の252億07百万円、営業利益が同47.2%増の11億63百万円、経常利益が同56.3%増の13億30百万円、そして純利益が同43.5%増の8億48百万円だった。
売上高は微増にとどまったが、生産子会社における原価低減効果に加えて、開発費やのれん償却額の減少などで各利益は大幅増益だった。主力の文具事務用品事業は19.1%増益となり、インテリアライフスタイル事業の営業黒字化も寄与した。
17年9月期通期の連結業績予想は据え置き、売上高が16年9月期比3.7%増の354億円、営業利益が同13.0%増の14億円、経常利益が同11.9%増の14億70百万円、純利益が同18.6%増の9億60百万円としている。
通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が71.2%、営業利益が83.1%、経常利益が90.5%、純利益が88.3%である。利益進捗率が高水準であり、通期利益予想に増額余地がありそうだ。
株価は徐々に水準を切り上げて、800円台でのモミ合いから上放れの動きを強めている。5月8日には年初来高値となる904円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線が上向きに転じた。モミ合いから上放れて強基調に転換する形だ。15年5月高値975円、そして07年以来の1000円台を目指す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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