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九州全域で照明がちらつく「電圧フリッカ」、太陽光発電設備の普及が原因
記事提供元:スラド
九州電力に対し「照明がちらつく」といった問い合わせが相次いでいるそうだ。背景には九州における太陽光発電設備の普及があるという(朝日新聞、西日本新聞、電気新聞)。
この照明のちらつきは「電圧フリッカ」と呼ばれており、送配電線の電圧変化によって生じる。白熱電球や蛍光灯、一部のLEDなどで発生するという。TVやパソコンなどの家電製品への影響はないようだ。
九州電力のWebページによると、太陽光発電施設に備えられている保護機能によって電線路に注入される無効電力が直接の原因となっているとのこと。この保護機能は電線路で停電が発生した場合に発電施設を電線路から切り離すためのもので、単独では送電網に大きな影響は与えないものの、送電網に接続される太陽光発電施設が増加していることから影響が目に見えるようになっているという。
九州では、今年の元日および2月19日に全域で電圧フリッカが発生、九州電力に合計471件の問い合わせが寄せられたという。
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