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最新FIFAランキング、日本44位で変わらず 順位はどうやって決まる?
■FIFAランキング発表
4日、最新のサッカーFIFAランキングが発表された。4月は国際試合があまり行われなかったため主だった動きはなく1位はブラジルが死守する形となった。南米勢が好調で1位から5位までの間にブラジル、アルゼンチン、チリ、コロンビアと4カ国もランクインした。一方ヨーロッパ勢では安定して上位につけているドイツが3位にランクインしている。
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日本は先月と変わらず44位のままである。アジアではイラン、韓国に次ぐ3位で、ロシアワールドカップ最終予選の同じ組にいるチームの中では一番上位に位置している。他は、オーストラリアが50位、サウジアラビアが52位、UAEが75位、イラクが120位、タイが129位である。現状では、FIFAランキングと最終予選のグループリーグの状況が一致していると言える状態だ。
■そもそもFIFAランキングとは
とは言えFIFAランキングはそこまで当てにできるものではない。上位を独占している南米勢がワールドカップで勝ち進むことができるかと言ったらそうでもないし、下位にいても強いチームはある。
なぜこのような現象が起きるかと言えば、いくつかの理由がある。まず一つはランキングを付ける対象期間だ。FIFAランキングはポイント化され過去4年間で行われた全ての国際Aマッチが対象になるため、現状のチーム状況とは乖離が生じる。
もう一つは試合の重要度や対戦国間の強さなどが考慮されているということである。ポイントは勝ち点×試合の重要度×対戦国間の強さ×大陸連盟間の強さで出される。簡単に言ってしまうと大きい大会で、強い大陸の強いチームに勝つとポイントを多く獲得できる。対戦国の強さは(200-FIFAランキング)/100で算出することができる。
日本がタイに勝った例で紹介すると、3(勝ち点)×2.5(試合の重要度)×0.71対戦国の強さ×0.86(大陸間の強さ)=4.58となる。
そして、ワールドカップ開催国は試合の重要度が高い試合が激減してしまうのでFIFAランキングも大幅に下がる。また試合を多くしたチームが有利になるというのも事実だ。
■FIFAランキングは必要か
FIFAランキングは国際試合のグループ分けをする際に極めて重要である。しかしそれ以外においてはあまり効力を発揮せず、あえて言うならブックメーカーを利用する人の目安となるくらいだ。FIFAランキングに踊らされる必要もないし、過剰に反応する必要もない。「FIFAランキングが44位だからワールドカップでベスト8なんて馬鹿げてる」と言う必要はない。
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