J1最下位大宮、さいたまダービーで首位浦和に1-0で今季初勝利

2017年5月1日 08:58

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 30日、サッカーJ1第9節が行われ、最下位の大宮アルディージャが首位の浦和レッズとホームでのさいたまダービーに1-0で勝利した。今季開幕から8試合を1分7敗の大宮が、4連勝中の首位浦和との対戦で今季初勝利を挙げる意外な結果となった。これまで8試合で24得点の浦和攻撃陣を完封し、1点を守り切っての初勝利にホームのNACK5スタジアムは歓喜の渦に包まれた。一方、浦和は公式戦連続得点が42試合でストップ、今季初の無得点に終わり開幕戦以来の敗北を喫した。

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 浦和は試合開始直後からゲームを支配し大宮を攻め立てる。それでも大宮も球際では勝負強く両チームにチャンスが訪れる見応えある展開となった。前半、浦和を無失点に抑えた大宮に次第にリズムが傾いていった。

 後半の63分、大宮はルーズボールを拾った江坂任のスルーパスに反応した茨田陽生が鋭いシュートを決め先制点を奪う。浦和は68分に直前に投入されたばかりの駒井善成から受けたボールをラファエル・シルバがシュート。72分には槙野智章がミドルでゴールを狙うがいずれも枠に飛ばず、その後も浦和は同点に追いつこうと攻め立てる。大宮はホームの大声援をバックに集中力を切らさず粘り強く守り、最後は5バックでの守備固めで逃げ切りに成功した。

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