米国、教科書の高騰でオープンソース教科書の利用が広がる

2017年4月26日 16:30

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記事提供元:スラド

taraiok曰く、 米国労働統計局によると、2006年から2016年の間に授業料は63%増加し、住宅費は50%、そして教科書の費用は88%も上昇しているという。こうした中、メリーランド州とニューヨーク州では、オープンソースかつ著作権フリーの教科書を採用することによってコストを抑制しようとしているという(QUARTZメリーランド大学ニューヨーク州の発表Slashdot)。

 オープンソース教科書は、従来の著作権で保護された伝統的な教科書より制限は遙かに少ない。無制限に複製して学生に配布したり、あるクラスのニーズに合わせて改訂することさえできる。

 メリーランド州ではオープンソース教科書を使用する学校に若干の補助金を出すとしている。この補助金は500ドルから2,500ドルに過ぎないものの、8,000人の学生を対象とした場合、2017年度秋の1学期だけで130万ドルも節約できるという。現在、全国の学生は、教科書に年間平均1200ドルの費用が必要だとしている。ニューヨーク州でも同様の動きがある模様。

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