秋葉原の「ソフマップ本館」が6月、ビックカメラに業態転換

2017年4月20日 09:40

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ソフマップ秋葉原本館(手前)。(写真:<a href="https://www.flickr.com/photos/fukapon/8130374952/">Ryo FUKAsawa/flickr</a>)

ソフマップ秋葉原本館(手前)。(写真:<a href="https://www.flickr.com/photos/fukapon/8130374952/">Ryo FUKAsawa/flickr</a>)[写真拡大]

 秋葉原にある、ビックカメラの傘下ソフマップの「本館」が、今年6月頃、家電量販店「ビックカメラ」に業態転換するという。日本経済新聞などが報じた。

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 ところで先に言っておきたいのだが、おそらく少なくない数の方が誤解するのではないかと思うので、詳細な場所を説明する。ソフマップの本館とは、東京都千代田区外神田4丁目1-1、中央通りに面し、UDXの道を挟んだ西側の建物である。北隣にタイトーステーションがある。中央通りというのは、かつては歩行者天国として賑わった、秋葉原の目抜き通りである。南に進んで神田川を渡ると有名な「肉の万世」本店がある。北は末広町に通じている。

 この中央通り沿いで多くの人が「あそこがなくなるのか?」と誤解したのではないかと思われる建物が2つある。まず、「旧ソフマップ本店」である。ソフマップ本店というのはかつては秋葉原に存在したのだが、2007年に今の本館ができたとき閉鎖、現在はTRADERの本店となっている。

 そしてもう1つは、ソフマップの秋葉原におけるフラグシップ的な存在であり、またあの街のランドマークでもある「旧1号館」だ。東京都千代田区外神田1-10-8。誤解されやすいのだがここは本店でも本館でもなく、現在はアミューズメント館という名前で、今もソフマップとして運営されているし、今回の業界転換の話とも関係がない。

 さて。秋葉原には、ご存知の方も多いかと思うが、現在、巨大なヨドバシカメラがある。ヤマダ電気もエディオンもある。電気街秋葉原が家電製品の激戦区なのは今に始まったことではないが、大手資本の参入(ビックカメラの秋葉原進出はこれが初である)によって、さらに新たなる戦国時代の幕開け、と言ったところであろうか。

 なお、本館がビックカメラに転換した後の新しいソフマップの本拠地の所在など、詳しいことはまだ発表されていない。今後の発表が待たれるところである。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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