緊急発進回数 昨年度1168回、過去最多

2017年4月15日 09:24

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平成28年度の緊急発進回数が1168回と、1958年に領空侵犯対抗措置を開始して以来、過去最高になったことが分かった(画像はイメージ)

平成28年度の緊急発進回数が1168回と、1958年に領空侵犯対抗措置を開始して以来、過去最高になったことが分かった(画像はイメージ)[写真拡大]

平成28年度の緊急発進回数が1168回と、1958年に領空侵犯対抗措置を開始して以来、過去最高になったことが分かった。防衛省統合幕僚監部が14日までにまとめた。

 推定を含め、中国機が約73%を占め、ロシア機が約26%を占めている。金急発進回数は前年度より295回増加していた。

 幕僚監部によると「中国機への緊急発進が851回と前年度に比べ280回の大幅増になり、過去最多」という。このうち、沖縄半島と宮古島間の通過や対馬海峡の通過など中国機による特異な飛行について26事例を公表した。

 一方、ロシア機についても301回の緊急発進が行われ、前年度に比べ13回増えた。このうち9回は尖閣諸島領空付近を飛行するなど特異な飛行が見られ、公表した。

 幕僚監部は中国機では戦闘機が、ロシア機では爆撃機が緊急発進の対象になることが多かったとしている。今回の緊急発進回数に次いで多かった年は昭和59年度の944回だった。(編集担当:森高龍二)

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