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【注目銘柄】エスケーエレクトロニクスは17年9月期第2四半期累計と通期の利益予想を増額修正
エスケーエレクトロニクス<6677>(JQ)に注目したい。フォトマスク専業メーカーで、大型液晶パネル用は世界首位である。4月10日、17年9月期第2四半期累計および通期の利益予想の増額修正を発表した。通期利益予想は再増額余地がありそうだ。株価は2月の年初来高値から反落したが、自律調整が一巡し、増額修正を評価して上値を試す展開が期待される。
17年9月期第2四半期累計(10月~3月)の連結業績については、売上高を6億円減額して前年同期比0.9%減の79億円としたが、営業利益を4億50百万円増額して同7.8%増の9億円、経常利益を3億円増額して同16.1%減の8億円、純利益を1億円増額して同48.0%減の7億50百万円とした。
FPD(フラットパネルディスプレー)の高精細化に伴って高付加価値フォトマスクの受注が伸長し、プロダクトミックスが改善している。また設備投資のずれ込みで減価償却費の減少も寄与する。
17年9月期通期の連結業績予想については、売上高を6億円減額して16年9月期比9.2%増の172億円、営業利益を4億50百万円増額して同26.4%減の12億円、経常利益を3億円増額して同45.0%減の11億円、純利益を1億円増額して同46.8%減の9億50百万円とした。
第2四半期累計の修正分を加味しただけであり、修正後の通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が45.9%、営業利益が75.0%、経常利益が72.7%、純利益が78.9%と、利益進捗率が高水準である。通期利益予想は再増額余地がありそうだ。
株価は2月の年初来高値1418円から利益確定売りで一旦反落したが、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋り、サポートラインを確認した形だ。自律調整が一巡し、増額修正を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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