クラシカロイド 第24話「八音の世界・後編」【感想レビュー】

2017年4月1日 16:35

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クラシカロイド 第24話「 八音の世界・後編 」【感想レビュー】©BNP/NHK・NEP

クラシカロイド 第24話「 八音の世界・後編 」【感想レビュー】©BNP/NHK・NEP[写真拡大]

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 最初に言わせてください。

 途中まで……途中まで「あぁこのアニメのあれやこれやの寄り道にもちゃんと意味があったんだなぁ……」って思ってた……思ってたんだ……。

 なぜ最後であぁなった……!!

■クラシカロイド ♪24「 八音の世界・後編 」


 「オクトヴァ」の起動と三弦の暴走によって、バッハすら考えていなかった「バッハもどきだらけの世界」になってしまった地球。
そのバッハもどき達が音羽館に押しかける中、音羽博士から歌苗に「オクトヴァを壊してくれ」と入電が入る。
祖母から受け継いだ音羽館を守るために立ち上がった歌苗に、ベトとモツが同行し、残るメンバーが音羽館に残ることとなった。
二人のムジークに乗ってアルケー社に乗り込んだ三人は、ミツルロイドとの対決に挑む。
その頃、バッハは自力でオクトヴァを破壊し、拘束から脱出。世界情勢の把握から慌てて修理に戻った三弦に、真に自分の望む世界を説く。

■クラシカロイドらしいながらもいい話だと思ってたんだ


 先週のラストで、シューさんをまず正気に戻すために軽くムジークバトルでもしてくれるのかな佳境だしと思っていたんですが、まさかのグーパンからの直球説教で吹きました。ホントにこの音羽館の面々の中でシューさんの立場の弱さよ。

 リッちゃんが何事もなく冒頭からやり直すのはお約束でしたが、思わず笑ってしまいました。やっぱそこはかっこつける必要ありと考えたのねリッちゃん。

 あと非常時にもかかわらず面倒を嫌って面白そうな方に行きたがるのもクラシカロイドならではの緩さだなと思います。ゾンビ状態の方々が迫ってる中で悠長にじゃんけんしてる場合か。そんでなんで何組かに分かれてのトーナメント制じゃなくて一気にやろうとするんだこの人達は。時間かかるだろう。

 奏介はここに至ってもポンコツ扱いでちょっと不憫でしたね!まさかの決めカットの中にすら入れてもらえないとか!マジかよ奏介のムジーク(仮)めっちゃ有用だと思うんだけど!?

 それとも奏介のムジーク(仮)は味方にもダメージ甚大な自爆攻撃だから最後の手段だったんですかね。それなら分かるんだけど。

 しかしバッハ様、暴走した部下にも優しくて……!!まさかのコツンですよ!コツン!!理想の上司ですか部下にしてください!!

 それにしてもバッハ様、音楽を音楽として楽しめる世界ってどういうことかと思っていたんですが、音楽を道具として使われることが悲しかったって話で良いんでしょうか。

 確かに過去も現在も音楽そのものを楽しむよりもその歌を歌うアーティストを、または歌詞を、その音楽が生み出すなんらかの利益を楽しんでいることは多いのかもしれません。

 でもこの思いに対する単純明快すぎるベトとモツの拒否や、なによりも歌苗ちゃんの返答は素晴らしかったなと思います。

 楽しいことや大事なことがずっと溢れ続けている世界はきっと疲れますよね。アニメのメッセージとしてはよく見る物ではあると思いますが、音楽でも同じなんだなと改めてちょっと考えさせられました。

■まさかこうくるとは誰が予想しただろう


 次週予告を待たず、「このアニメはどこに行くんだよ!!」と突っ込んだ人は多いと思います。ロボットアニメ状態とかゾンビアニメ状態とかいろんな意味でもうなにアニメなのか分からない話も多かったですが、まさか最終回にこんな展開が来ると誰が予測しましたか!!

 最終回のあらすじを公式サイトで事前に見ていた筆者ですら「あれって比喩表現じゃなかったのかよ!!」と突っ込みました。
もう最終回を待つばかりですが、本気でなにが起きてもおかしくない話なんだなと達観した気持ちで待ちたいと思います。

 できるならみんながこれまで通りカオスで平和な日常を送るラストなら良いなぁと思います。

 クラシカロイド 感想レビューまとめ

(あにぶ編集部/井之上)

©BNP/NHK・NEP

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