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ANAが19年春よりA380投入 特別塗装デザインも決定
全日空は超大型旅客機エアバスA380を19年春より東京-ホノルル線に導入。特別塗装のデザインがこのほど公表された[写真拡大]
全日空<9202>は2019年春からエアバス社が製造する超大型旅客機A380を東京-ホノルル線に投入予定だ。A380は総2階建てで、「ジャンボジェット」の愛称で呼ばれているボーイングB747を抜いて世界最大の旅客機として知られている。
B747が最大524人の乗客を乗せられるのに対し、A380では最大853人の乗客を乗せることができ、運搬力の面でも史上最大だ。従来日本航空?9201?がトップシェアを守り続けていたホノルル線に、この超大型旅客機を投入。輸送力で日本航空の牙城を攻める予定だ。
その意気込みは機体の塗装デザインにも現れている。同社は2016年10月7日から11月30日まで、A380の特別塗装のデザインを一般公募。国内だけでなく海外からも応募があり、2197作品に昇ったという。17年3月6日、同社はA380の特別塗装デザインを発表。「FLYING HONU」と名付けられ、ハワイの青い海でゆったりとくつろぐホヌの親子が機体に描かれるデザインが公表された。
「ホヌ」はハワイ語で「ウミガメ」。神聖な生き物として親しまれており、ウミガメを見ると幸福や繁栄が訪れるという。同社は「A380でハワイに旅をする乗客に幸福が訪れるように」という願いを込めて採用を決定した。
今回のデザイン決定を記念した限定旅行積立プランもANAセールスから販売予定。通常の積立プランの最大年利が3%(サービス額率)のところ、4月13日から発売される『ANA旅行積立ハワイ限定プラン』では、A380にちなんで3.8%と設定。ハワイを目的地としたANAセールス海外旅行商品の購入、ANA国際航空券購入、ANA DUTY FREE SHOPで利用できるという。オトクに世界最大の旅客機で旅行できることをPR。
国内では初めての導入となるA380。4基のエンジンを備えた大型旅客機が導入されるのはB747以来。「空飛ぶホテル」とも呼ばれるほど快適性も向上している。同社の目玉機体の1つになることは間違いなさそう。巨大なウミガメが空を飛ぶ光景が見られるのが楽しみだ。(編集担当:久保田雄城)
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