ケンゾー、高田賢三のアーカイブ再現した「メメント(Memento)」発表

2017年3月8日 20:51

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記事提供元:ファッションプレス

 ケンゾー(KENZO)は、カプセルコレクション「メメント(Memento)」をウィメンズ・ファッション・ウィーク期間中に発表し続けることをアナウンスした。

 2017-18年秋冬シーズンよりメンズ・ファッション・ウィーク中にメンズ・ウィメンズ合同ショーを開催したケンゾー。「メメント」はこのコレクションルックとは別の位置づけとなり、高田賢三の功績をより讃え、アーカイブにフォーカスしたシリーズとなる。

 1964年単身パリへ渡った高田賢三。花柄、カラフルな色彩、世界の民族衣装など新しいものを多く採り入れた既成概念を打ち崩したファッションは、当時からファッション業界に大きな影響を与えた。2011年、ウンベルト・レオン、キャロル・リムがクリエイティブ・ディレクターに就任以来、高田賢三特有の精神、色にフォーカスしてきたが、「メメント」ではより色濃くブランドのDNAを伝える。

 第1弾となる今回は、ケンゾーの広告ビジュアルの中から、Hans Feureとのコラボレーション作品に着目。大西洋・カナリア諸島のランサローテ島で撮影されたビジュアルには、日本人モデルの山口小夜子も登場している。

 フラワープリントやアニマルモチーフはリアルに再現され、また高田賢三が好んで使ったコットンが多用されフリルワンピースなどが制作されている。当時、斬新な登場となったオールインワン、アイコンともいえるスモックドレス。初期のコレクションとなる1971年に登場したミックスカラーのニットベストや19801年秋のドレス、ライオンや象などが重なり合ったアニマルスウェットシャツも現代に蘇っている。ピースは全29体。コレクションラインとは異なる、タグがあしらわれているのにも注目だ。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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