【注目銘柄】精工技研は自律調整一巡して上値試す、17年3月期利益予想に3回目の増額の可能性

2017年3月3日 11:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 精工技研<6834>(JQ)に注目したい。車載用成形品や光伝送装置などを展開している。円安進行もプラス要因であり、17年3月期利益予想には3回目の増額の可能性がありそうだ。株価は1月高値から一旦反落したが、自律調整が一巡して上値を試す展開が期待される。

 17年3月期通期連結業績予想(2月10日に利益を2回目の増額修正)は、売上高が前期比2.6%増の125億円、営業利益が同2.1%増の9億50百万円、経常利益が同8.6%増の10億50百万円、純利益が同25.4%増の6億90百万円としている。配当予想(2月10日に期末4円増額修正)は前期比4円増配の年間20円(期末一括)としている。

 車載用成形品が堅調に推移し、光通信用部品や光伝送装置などの光関連製品は円安がプラス要因となる。利益面ではプロダクトミックス改善や原価低減効果も寄与する。修正後の通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高74.6%、営業利益95.1%、経常利益94.7%、純利益95.9%で、利益進捗率が高水準である。通期利益予想には3回目の増額の可能性がありそうだ。

 株価は1月26日の高値2165円から利益確定売りで一旦反落したが、週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近して自律調整一巡感を強めている。上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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