【注目銘柄】IGポートは自律調整一巡して1月高値試す

2017年2月28日 12:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 IGポート<3791>(東マ)に注目したい。映画、テレビ、DVD等向けアニメ制作、出版版権収入を柱としている。17年5月期は映像制作の売上端境期のため減収・営業減益予想だが、上振れ余地がありそうだ。株価は1月高値2377円から一旦反落したが、自律調整が一巡して切り返している。上値を試す展開が期待される。

 17年5月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比9.0%減の72億90百万円、営業利益が同13.4%減の3億61百万円、経常利益が同8.5%減の3億69百万円、純利益が同36.2%増の2億31百万円としている。映像制作の売上端境期のため減収・営業減益予想である。

 第2四半期累計(6~11月)連結業績は前年同期比33.3%減収だったが、利益は45.3%営業増益、44.0%経常増益、3.5倍最終増益だった。映像制作事業が売上端境期のため大幅減収だったが、出版事業の大幅伸長が牽引して大幅増益だった。そして通期会社予想に対する進捗率は、売上高が37.2%、営業利益が59.8%、経常利益が57.2%、純利益が39.0%である。営業利益と経常利益の進捗率が高水準で通期上振れ余地がありそうだ。

 なお17年1月にはグループ会社のプロダクション・アイジーがTVアニメーション「ボールルーへようこそ」の制作を決定したと発表している。17年夏放送開始予定である。

 株価は1月高値2377円から利益確定売りで一旦反落したが、自律調整が一巡して切り返している。週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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