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ALL OUT!! 第19話「泣いてねーよ」【感想レビュー】
ALL OUT!! 第19話「泣いてねーよ」【感想レビュー】(C)雨瀬シオリ・講談社/神高ラグビー部|TOKYO MX、MBS、BS11ほかにて好評放送中[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
甘いもの(チョコレート)を日常的に食べているとしょっぱいものが食べたくなりますね。
春のイベントが忍び寄ってきて嬉しかったり地獄だったりする最近ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
その新刊(あい)、待ってます☆ミ
■ALL OUT!! 第19話「泣いてねーよ」のあらすじ
ヒートアップする天竺戦も、いよいよクライマックス!!苛立つ天竺の桜廉平は、ついにやる気を喪失。神高との点差がさらに開きます。
しかし、出会った時から廉平に憧れていた淳が、闘志を失った廉平に「今のれんぺ…ダッサイわ」と言い放つ。
この一言をきっかけに、悪い雰囲気だった天竺の空気が変わり始め、試合の流れにも影響を与えていく。
天竺に有利な流れを変えるべく、神高は大原野を投入し……
■ALL OUT!! 第19話「泣いてねーよ」の感想
冒頭のちっちゃい淳と廉平がちょう可愛いですね。とくにぷにっぷにの淳君。可愛いわぁ。ほのぼのだわぁ。
そして廉平君は昔っから口が(ちょっと)悪くてツンツンですね。素敵。あんな小さい時から廉平と周囲の間に入って一生懸命だった淳は尽くすタイプですね。
廉平の後をずっと追いかけていた淳は、チームの誰より廉平を理解していてます。口が悪くて、態度が悪くても、誰より勝ちたがってる廉平を知っていて、チームが勝てれば良いと子供ながらに断言した廉平が格好いいと思っていた淳。
彼はこの試合、天竺の誰より勝ちたがっていました。
雰囲気が悪くなってしまっているのを払拭しようと声を張り上げ、流れを引き寄せようとします。しかし、そんな淳の行為すら、廉平の目には「たかが練習試合」に「必死すぎ」な「うっとい奴」に見えてしまいます。
ディフェンスが前に出すぎているから抜かれてしまう。タックルが甘いから止められない。
味方の動きがよく見えるのは、廉平の実力によるものだけではありません。廉平のポジションは貴船と同じフルバック。
チームの一番後ろで、ディフェンス最後の砦となる役割です。
チームの全体を見渡せるポジションなので、戦況を見て味方に指示を出す役割もあります。
そう、廉平がディフェンスが前に出すぎている、タックルが甘い、と見て取った事をチームに伝える役割があったはずなのです。
それを放棄して棒立ちの廉平を、東道大相模組がニヤニヤ笑って見守っているのが本当に怖い。
勝負を捨てた、やる気が無い、と楽しそうです……怖い……。
神高の吉備と兵主が、「あれー? さっきまではガンガン前出てたのに?」位のテンションなの、ほのぼのしますね。でも相模との落差で寒気がしますね……。
そして、お待ちかね!
相模の安達原 昭太(あだちがはら しょうた CV: 河西健吾)に補欠ウイング呼ばわりされている江文先輩のラン!
タックルをかわし、廉平に邪魔させずトライ!この時、腕の動きが人じゃなかったのはきっと気のせいでしょう。
やる気がなくなった、どうでもいい、
しかし、廉平。恐らく神高一足が速い江文先輩とは言え、追いつけないものでしょうか?その答えはやはり、幼馴染みの淳が知っていました。
廉平なら追いつけたはずだ、なぜ走らなかったのか、と問い詰めます。それに対する廉平の答えは残酷でした。
やる気がなくなった、どうでもいい、自分たちで勝手にやれとまで言い放ちます。
そりゃあ淳は激怒するよね……。
口が悪かろうが、態度が悪かろうが、誰より勝ちたがっている幼馴染みだから、勝ちたい気持ちと準備が何より大事なラグビーだから、ずっと廉平を庇って、廉平を追いかけてきた淳にそれは言っちゃいけないよ廉平君……。
俺は負ける練習なんてしたくない
そして、チームメイトにも一人のせいにするな、他に十四人もいるのにそれだけでダメになる訳ない、勝つ気が無い、と辛辣な指摘をします。
そんな淳に呆然とした廉平と気まずそうなチームメイト達に、俺は負ける練習なんてしたくない、勝ちに行くと宣言する淳。
淳の俺は勝ちたい、というシンプルな感情が、天竺に新たな波紋を起こします。
そして、そんな淳の様子に気がついた様子の三年メンバー。彼らには勝ちたいという淳の気持ちは痛いほどわかるでしょうね。
必死にプレイする淳ですがボールを奪えません。体格差のある広田先輩に吹き飛ばされ、あまりの痛みに直ぐに立ち上がれ無くなってしまいます。そこに手を差し伸べた人が……神高の赤山キャップ!!
倒れた淳を気遣い、引き起こしてあげ、まるでチームメイトにするようにその背を叩くのは、まるで勝ちたがっている淳を励ますようですらあります。
が、直後の神高ノックオンからのスクラムでは、その淳に容赦なくタックルをかます赤山キャップ。
流石武将ですね。
このタックルで、勝ちたがっていた淳の心が折れてしまいそうになります。
天竺の雰囲気は一気に変わる!
やっぱり勝てないのだ、と諦めかけてしまった淳の心と一緒に倒れかける体を二年の関(CV:福島潤)が支え、佐野(CV:橋詰知久)がボールを出せ、と声をかけます。
ここから天竺の雰囲気は一気に変わります。
淳が出したボールを佐野が繋ぎ、関が「この代は今だけ、俺もこの代で花園行きたい」と、どこかで来年もあると思っていた自分を謝り走り出します。
ボールが繋がり、神高陣地へと進んで行く天竺。天竺キャプテンの佐野が先ほど吹っ飛ばされた事を気にして淳に声をかけるなど、ギスギスしていた雰囲気が一転、友好ムードになります。
その流れに乗った天竺を阻もうとする神高ですが、ディフェンスラインが上手く築けません。
大島 右京(おおしま うきょう CV:深町寿成)を江文がタックルで止めようとしますがその江文を引きずりながら大島がトライを決めます!
大島は一度赤山のタックルでボールを奪われ、そのままトライを決められていたので、その仕返しができた形ですね。汚名挽回だと喜ぶ大島にチームメイトから汚名は返上だと突っ込みが入ったり、佐野キャップと抱き合ってトライを喜ぶなど、後半残り10分でようやく天竺の空気が柔らかくなりました。
その様子をチームの一番後ろから無言で眺める廉平の心境はどんなものなのでしょうか……。
しかし、これでピンチになるのは神高です。
スコアは現在21対15。
このキックを入れられるとワントライで逆転されてしまいます。が、神高には幸いな事にこのキックは失敗に終わります。違うのは失敗してもお互い声を掛け合いフォローしあう天竺の空気!
ここで、籠さんが動きます。
スタンドオフを松尾さんから大原野に交代!松尾さんに懐いている江文が大原野に絡み、祇園がフランカーっぷりを褒めろと寄ってきますが、大原野は淡々と生意気な口調で「速さだけは認めているから指示に従って」「全然ダメ」とツンドラ全開です。
ノってきた天竺BKが神高25メートルに攻め込んで来ます。
FWを無視するよう指示された祇園が淳にタックル!味方へパスしたボールを大原野がインターセプトで横取りし、そのまま得意のキックで飛ばします。
江文先輩が全力ダッシュでこのボールに追いつきそのままランで天竺に攻め入ります。
大島のタックルは「危険なハイタックル」
これはなかなか熱い展開のはず……なのですが、指示を出した張本人の大原野は淡々と「あ、ナイスキャッチ」とか取ると思って無かった? と思うほど冷めた反応です……まぁ大原野君らしいかな?江文先輩のランに慌てたのか、止めようとした大島のタックルは「危険なハイタックル」反則行為でした。(※「危険なハイタックル」タックルされる相手の肩の線より上にタックルすると危険なハイタックルとなりペナルティが発生する)
リスタートは神高のラインアウト。八王子先輩がボールを投げ入れようとした時、祇園が大声を上げます。神高も天竺も何事かと祇園に注目する中、八王子先輩があることに気がつきます。石清水がもの凄い目力を発揮していたのです!祇園を囮にする、大原野の指示でした。
八王子先輩からボールを受け取った石清水に天竺のタックルが刺さりますが、鹿島先輩を始め、神高メンバーが石清水を支えモールが形成されます。
とにかくモールに入って石清水を押そうとする神高とそれを押し返そうとする天竺の押し合いが始まりました。
伊勢先輩も大原野の指示でモールに入ります。
大原野にボールを持って、と言われた祇園が賀茂先輩からボールを受け取りモールに参加。壮絶な押し合いをしている祇園の目の前に白いラインが現れます。
倒れてトライしろ! と叫ぶ大原野の声に慌てて倒れ込む祇園。ホイッスルが響き、無事にトライが認められます。押し合いを制した神高は喜びにわき、祇園を褒め称えますが、当の祇園は実感がわかないのか呆然としています。
徐々に実感がわいてきたのか、その目には光るものが。
「勝ちたい」という気持ちを取り戻した天竺は諦めない
得点は26対15!うめちゃんが震えて泣きそうになっています。その隣では生田 美樹ちゃんも感動を隠せない様子。こんな場面でも大原野は冷静で、キックでトドメを刺すのだから早く散れと指示を出し、さらっと貴船先輩にキックを任せます。
そんな冷静な大原野でも、祇園が涙ぐんでいるのには動揺を隠せません。クールな顔がゆがんでるの可愛いなぁ泣くなまだ勝ってない、いや泣いてない、などと言い合う二人を背に、貴船先輩が難しい角度からのキックを成功させます。
これで得点は28対15!
これにはうめちゃんじゃなくても泣きそうになっちゃいますよね。しかし、チームとして「勝ちたい」という気持ちを取り戻した天竺は諦めません。
あと2トライを取れば逆転できる、と急いで神高へと攻め込みますが……祇園の低いタックルが佐野キャプテンに刺さりボールが零れ……ここで今話終了ー!!
次回「嬉しくねーのか?」に持ち越しです!!
■今話のまとめ
試合回終盤ともなるともう一つ一つに目が離せませんね!大原野君のクールツンドラが可愛い。江文先輩がいちいち可愛い。怖いからただの可愛い人に思えてくる不思議。天竺メンバーもわきあいあいあとしてると可愛いですねぇ。
そして吉備がラストの貴船のキックに「うめぇ」って震えてたのが本当可愛かった。
天竺戦は神高のこれまでをすべて見せてくれるというか、集大成の様子を見せていてまさに全力勝負!
すごく熱いんですが……この後、これが全力の神高ならこの後はどうなってしまうんだろう……もっと強くなるのかな、それとももっとキツイ壁が立ち塞がるのかな、とそわそわしてしまいます。
だってもうこれ最終回かよって盛り上がりじゃないですか天竺戦!!そりゃうめちゃんも泣くわ。
うめちゃんはずっと負けに慣れている神高、勝つことを欲しない神高を見てきて、でも自分はマネージャーなのでこう、中に入ってプレイしてどうこうはできない立場だった訳じゃないですか。
そりゃ歯がゆいよね!?
誰だって自分のチームが負けるところより勝つところを見たいに決まっています。そんなうめちゃんに、闇落ちから復帰した天使な顧問、吉田先生に、勝つ神高を見せることができるのか……。
次回も目が離せません!
ALL OUT!!( オールアウト ) 感想レビューのまとめ
(あにぶ編集部/笠井)
(C)雨瀬シオリ・講談社/神高ラグビー部|TOKYO MX、MBS、BS11ほかにて好評放送中
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