「博物館でお花見を」上野の東京国立博物館で開催

2017年2月18日 18:39

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記事提供元:ファッションプレス

 東京・上野の東京国立博物館で、春の恒例企画「博物館でお花見を」が2017年3月14日(火)から4月9日(日)まで開催される。

 「博物館でお花見を」では、桜にちなんだ作品を展示するほか、春の庭園開放や参加型のイベントなども同時に開催。展示室では作品に咲く桜、庭園では約10種類の桜を堪能できる。

■桜と楽しむ名画の数々

 本館では、今から400年前のお花見を描いた、狩野長信の国宝「花下遊楽図屏風」を展示。さらに、伝土佐光則の「源氏物語図屏風(若菜上)」や仁阿弥道八の「色絵桜楓文木瓜形鉢」、そして歌川国芳の「山海愛度図会・花をごらんあそばしたい」など江戸時代の桜景色を今に蘇らせる名画が集まる。

 見どころは絵画だけでなく、桜をモチーフにした工芸品「流水に桜透鐔」、サクラ材を使用した平安時代の仏像「不動明王立像」といった桜に関連する作品も。展示室でゆっくりとお気に入りの桜を見つけてほしい。

■期間限定、春の庭園開放

 期間限定で春の庭園開放を実施。2017年は特別に例年より長く、3月14日(火)から5月7日(日)まで開催される。期間中の4日間は、桜の咲く季節に合わせて庭園ライトアップも行われ、日の落ちたころ、日中とは違う表情を見せる花々も楽しめる。また、特別展「茶の湯」の開幕に合わせて4月11日(火)から5月7日(日)までの間は、転合庵の内部を外から見ることができる。

■五感で楽しむ桜にまつわるイベント

 桜は見るだけでなく、触れて、食べて、聴いて、楽しむことができるものだ。「博物館でお花見を」ではそんなイベントが満載。展示中の桜をモチーフにした作品のぬりえ体験や、アーティストによる無料のミニコンサート「桜の街の音楽会」といったコンテンツも展開。春の訪れを、本イベントを通して五感で感じてみてはいかがだろう。

【詳細】春の恒例企画「博物館でお花見を」期間:2017年3月14日(火)~4月9日(日)開館時間:9:30~17:00※金・土曜日は20:00まで、4月2日(日)・9日(日)は18:00まで。※入館は閉館の30分前まで。場所:東京国立博物館住所: 東京都台東区上野公園13-9休館日:3月21日(火)観覧料:一般 620円(520円)/大学生 410円(310円)※()内は20名以上の団体料金。※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものを提示。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などを提示。

■春の庭園開放期間:3月14日(火)~5月7日(日)10:00~16:00・庭園ライトアップ日時:3月31日(金)、4月1日(土)・7日(金)・8日(土) 19:30まで■さくらカフェ期間:3月14日(火)~5月7日(日)営業時間:10:00~16:00 (ライトアップ実施日は18:00まで)※ラストオーダーは閉店の15分前。※悪天候により中止の場合あり。■桜イベント(一部)・桜ワークショップ「春らんまん 桜ぬりえ」日時:2017年3月23日(木)~2017年3月26日(日) 各日11:00~16:00会場:本館2階ラウンジ※ぬりえシートがなくなり次第終了。・桜の街の音楽会チェロ・ソロ日時:3月31日(金)13:00~13:20会場:本館大階段ヴァイオリンとヴィオラのデュオ日時:4月3日(月)13:00~13:20会場:法隆寺宝物館エントランス

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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