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【注目銘柄】大伸化学は97年来の高値水準、17年3月期第3四半期累計大幅増益で通期再増額の可能性
大伸化学<4629>(JQ)に注目したい。シンナー専業大手である。2月9日発表した17年3月期第3四半期累計業績は大幅増益だった。通期予想を据え置いたが再増額の可能性が高いだろう。株価は大幅上伸して97年以来の高値水準だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
17年3月期第3四半期累計(4~12月)の非連結業績は、売上高が前年同期比8.1%減の181億円だが、営業利益が同27.9%増の16億73百万円、経常利益が同28.4%増の16億81百万円、純利益が同29.6%増の11億27百万円と大幅増益だった。ナフサ市況下落に伴って販売価格が下落したため減収だったが、販売数量の増加や原材料価格の下落で大幅増益だった。
通期の非連結業績予想は据え置き、売上高が前期比8.4%減の235億66百万円、営業利益が同4.4%増の17億14百万円、経常利益が同4.4%増の17億11百万円、純利益が同3.5%増の11億48百万円としている。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が76.8%、営業利益が97.6%、経常利益が98.2%、純利益が98.2%と高水準である。通期予想は再増額の可能性が高いだろう。
株価は2月9日に1750円まで上伸した。97年以来の高値水準だ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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