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【注目銘柄】パーカーコーポレーションは17年3月期第3四半期累計大幅増益で通期予想を増額修正
パーカーコーポレーション<9845>(東2)に注目したい。工業用洗剤の大手である。2月7日発表した17年3月期第3四半期累計の連結業績が大幅増益となり、通期予想を増額修正した。株価は昨年来高値更新の展開となって15年4月高値に接近してきた。好業績や割安感を評価して上値を試す展開が期待される。
17年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結業績は、売上高が前年同期比0.6%増の341億55百万円だが、営業利益が同41.4%増の29億38百万円、経常利益が同38.8%増の29億73百万円、純利益が同38.5%増の20億22百万円の大幅増益だった。
機械部門では自動車内装製造設備や塗装設備、化成品部門では特に中国の自動車業界向け、化学品部門では一般工業用ケミカルおよび特殊ケミカル、産業用素材部門では家電用防音材や自動車用防音材が好調に推移し、原材料コスト下落も寄与した。
通期の連結業績予想について、売上高は5億円増額して16年3月期比2.1%増の465億円、営業利益は8億50百万円増額して同31.5%増の37億円、経常利益を8億50百万円増額して同33.4%増の37億50百万円、純利益を3億円増額して同20.8%増の23億円とした。
売上面では自動車業界向けおよび家電業界向けが国内外で好調に推している。さらに利益面では、グループ全体で推進している高付加価値製品の販売強化、原材料コストや生産効率見直しなど原価低減への取り組み強化による採算性改善も寄与する。
株価は昨年来高値を更新して上げ足を速めている。2月8日は580円まで上伸し、15年4月高値615円に接近してきた。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。指標面の割安感も強く、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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