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【アニメ漫画キャラの魅力】皆から慕われる無能!?「葵・トーリ」の魅力とは?
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かつて人々は天上へと至りましたが、地上に舞い戻った人類はその技術を失っていました。そこで人々は過去の人類と同じように「歴史を再現する」ことによって再び天上へ至ろうとします。カエサル暗殺や南北朝の争乱などの再現を経て、現在は日本史の戦国時代と世界史の三十年戦争の再現をおこないます。
この世界では、教導院に通う学生が、政治と軍事のすべてを執りおこなっています。極東日本「武蔵アリアダスト教導院」の総長兼生徒会長、つまり日本の国家元首かつ軍のトップに君臨する男。それが今回ご紹介させていただく「葵・トーリ」です。
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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■何もできない「不可能男(インポッシブル)」
国のトップに立つ男ながら、実はトーリには何の能力もありません。というのも、歴史をやり直していく過程で日本は世界の危機を作ってしまったため、代償として世界各国に分割支配されることとなり、あえて無能な者がトップに据えられることになってしまうのです。柔和な笑顔や、女性のように華奢な体つきから受けるイメージ通りに、戦闘力は皆無。さらに政治も難しいことはわからない彼ですが、独特のカリスマ性を持っており、仲間たちや武蔵の住民からは厚い信頼を受けています。
■銃弾の雨を無傷で駆け抜ける「ボケ術式」
戦闘はからきしのトーリですが、安全なところで見ているだけではありません。時には大勢の敵が待ち受ける戦場に先頭をきって突入することもあります。当然、猛烈な攻撃にさらされますが、芸能の神を信仰する芸人であり、原作者曰く「ボケ術式」を使用するトーリは、こういう時の被弾率が非常に低くなります。
このような無茶も、仲間や国民を惹きつけるカリスマ性の一部なのでしょう。とはいえ総大将である彼を危険にさらしておくわけにはいきませんから、仲間からすれば大人しくしていてほしい・・・のかもしれません。
■全裸から女装まで、幅広い芸風
トーリの芸はボケ術式だけではありません。主に「脱ぎネタ」を好み、ことあるごとに全裸になります。物語が進むにつれ、もはやほぼ常に全裸でいるようになり、たまに服を着ていると「服を着た全裸」と言われてしまう始末です。ちなみに全裸時のトーリの股間は天照系光学術式「ゴッドモザイク」によって隠されています。彼はあくまで芸人であって露出狂ではないのです。
トーリは自身の華奢な体も芸に利用します。トーリの女装はクオリティが高く、女装とは知らなかった他国の男性を魅了してしまうほどです。
■真剣なセリフもカッコイイ。普段とのギャップに惹かれる
普段はおふざけの多いトーリですが、名言と呼ばれるようなセリフも多くあります。特にアニメ一期の「俺がお前らの不可能を受け止めてやる!だからお前らは可能の力を持っていけ!」というセリフは、不可能男ならではのカッコイイセリフです。
このセリフは武蔵がピンチに陥った場面で、トーリがある代償を払うことによって武蔵の戦闘員に強大な力を分け与える際に戦闘員たちを鼓舞したセリフです。その代償とは、トーリが常に嬉の感情を持ち続けること。逆に哀しみの感情を得てしまった場合にはトーリは死んでしまいます。
自身には戦う力がなくとも、こういった覚悟が周りを惹きつけるのでしょう。人を頼り、人に頼られる。自身が無能であるがゆえの優秀なリーダー、それが「葵・トーリ」の魅力なのです。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:竹内信哉(キャラペディア公式ライター【バンタンゲームアカデミー ゲームライター専攻】)
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