日本通信、ソフトバンク回線を利用の格安SIMを3月に開始へ

2017年2月3日 17:14

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記事提供元:スラド

gf1e 曰く、 日本通信が2月1日、ソフトバンクと相互接続に合意したことを発表した。3月22日よりソフトバンク回線を使ったMVNO型の格安SIMを提供開始するという(ITmedia)。

 ドコモの回線を利用するMVNO業者は数え切れないほどあり、au系でも数社の選択肢があるのに対し、ソフトバンクの利用者は古い端末をそのまま使用して格安SIMに移ることがほぼ不可能だった。これによって、SIMロックを解除できないソフトバンクのiPhone 6などでも格安SIMを利用できるようになる。

 わざわざ「他機種用に先行して」と書いているのは、iOS機とそれ以外で何か違いがあるのだろうか。

 先に日本通信はソフトバンクに対しMVNOとして通信サービスを提供するための「レイヤー2接続」を申し入れていたたもののソフトバンクがこれを拒否、そのため総務省がソフトバンクに対して日本通信との通信回線接続協議を再開するよう命令する事態になっていた(過去記事)。

 なお、日本通信は2月2日付けで業績予想の修正に関するお知らせ(PDF)を発表している。これによると、同社は2016年6月までにソフトバンク回線を使った格安SIMサービス開始を予定していたものの、「直前に当社の要望する接続ではないことが判明」したためにサービス提供開始が延期になっており、それによって大きく売上高が減少する事態になったという。

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