サントリー「ボス ラテベース くちどけショコラ」期間限定で発売

2017年1月23日 08:33

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「ボス ラテベース くちどけショコラ」商品画像。一本で約十杯分、とある。(写真:サントリー発表資料より)

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 サントリーは、同社を代表するコーヒーブランド「BOSS(ボス)」の一角をなす、「ボス ラテベース」の新たなラインナップとして、1月24日から期間限定で、「ボス ラテベース くちどけショコラ」を発売する。

 ボス。コカ・コーラ社のジョージア、キリンのファイアなどと並んで、日本の缶コーヒー界に君臨する、王者の一角である。その特徴は「甘さと濃さ」にあり、缶コーヒーでいえば特に「カフェオレ」が強い。だいぶ昔に聞いた話であるので今でもそうなのかどうかは保証の限りではないが、缶コーヒーのカフェオレ部門では国内シェアトップであったという。

 そういう意味では、甘さを前面に押し出してくるこの商品は、ボスのラインナップとして正統の位置にいるといえる。

 「ボス ラテベース」は、缶コーヒーなどの他の一般的なボスのラインナップとは異なり、牛乳で割って飲むことを前提とした商品である。一本でだいたい10杯分になる、というのが売りだ。

 「くちどけショコラ」は税別278円(490ミリリットル入り、ペットボトル)であるので、牛乳代は除外して計算するが一杯30円ほどでカフェモカが楽しめる、ということになる。なお、カフェモカとは、簡単にいえば「チョコレート入りのラテ」のことである。

 ちなみになぜ期間限定かというと、この商品はバレンタイン向けとしてリリースされるからである。とはいえまさかサントリーとしても、このペットボトルにリボンをかけてバレンタインプレゼントにする顧客が多くいると見込んでいるわけではあるまい。牛乳を別途用意しなければならないという性質上、この商品は基本的に、自宅向けだ。

 つまりこの商品をバレンタインの小道具として活用する場合は、基本的に相手を自宅に招く必要があるという論理的帰結が導かれる。実に甘い話である。ショコラだけに。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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