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【注目銘柄】扶桑化学工業は自律調整一巡して上値試す、17年3月期2桁増益予想で利益増額余地
食品用果実酸類や半導体ウェーハ研磨材原料を展開する扶桑化学工業<4368>(東1)に注目したい。17年3月期は2桁増益予想、そして増配予想である。第2四半期累計の利益進捗率が高水準で通期予想に増額余地がありそうだ。株価は11月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。
17年3月期の連結業績予想(11月1日に利益を増額修正)は、売上高が16年3月期比1.4%減の348億円だが、営業利益が同15.4%増の84億円、経常利益が同13.7%増の83億円、純利益が同20.9%増の57億円としている。
売上面では海外子会社の円換算影響を受けるが、ライフサイエンス事業は原材料・商品仕入価格低下やコスト削減が寄与する。電子材料・機能性化学品事業は下期に大規模設備投資の工事による生産停止を予定しているが、高純度コロイダルシリカやナノパウダーが好調に推移する。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.5%、営業利益が54.2%、経常利益が53.7%、純利益が53.6%と高水準である。通期予想に増額余地がありそうだ。
株価は11月の上場来高値2748円から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押す動きは見られず、2300円近辺から切り返しの動きを強めている。週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近して切り返す動きだ。自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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