日銀は長期金利の上昇を断固阻止するのか?

2016年12月19日 15:16

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記事提供元:フィスコ


*15:16JST 日銀は長期金利の上昇を断固阻止するのか?
 19-20日に開かれる日銀金融政策決定会合は年内最後の主要イベントになるとの見方が多い。当座預金の政策金利残高への適用金利-0.1%、長期金利の目標水準0%程度などは現状維持と予想されるが、一部の市場関係者は、長期金利を0%程度で安定させるために、長期国債の保有残高の増加ペースに幅を持たせる(現行は年間約80兆円を目途にしているが、80兆円から90兆円程度を目途にすると変更される)のではないか?と考えている。

 今回の金融政策決定会合では、日本の長期金利の動向に大きな影響を与えている米長期金利の大幅な上昇や円安について議論されることになりそうだが、現時点で長期金利の目標水準が上方修正されるとの見方は少ないようだ。長期金利の目標水準が0%程度に据え置かれた場合、日米の長期金利差の拡大を想定してドル・円は年初来高値(121円69銭)を試す展開になるとの声が聞かれている。《MK》

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