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『ドラゴンボールZ』宇宙最強のお兄様、クウラとは?
『ドラゴンボールZ』宇宙最強のお兄様、クウラとは?(C) バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
――フリーザも、まだまだ甘い
原作付きTVアニメにおける、アニメオリジナルのシーンは熱心なファンほど否定的になってしまうケースが多いような気がします。けれど、『ドラゴンボールZ』のアニメオリジナルキャラクター達は、どれも人気が高く原作ファンからも愛されているんです。
今回はそんなアニメオリジナルキャラクターの中でも特別に人気度の高い、クウラというキャラクターについて触れていきます。
■ クウラはあのフリーザの兄
フリーザといえば、ドラゴンボールのボスキャラクターを代表する人気キャラクターです。連載当時から現在にかけて、機種を変え多くのドラゴンボールのゲームが発売されてきましたが、その大半に登場する優遇っぷり。彼は宇宙の帝王として恐れられ、数多の星を支配・管理し売買する宇宙の大企業の社長でもあります。あまりの人気っぷりに、2015年に上映された劇場作『ドラゴンボールZ 復活の「F」』で再登場を果たすほど。
そんなドラゴンボールを代表する人気キャラクターであるフリーザの兄、それがクウラなのです。
■プライドが高く残忍な男
――この世に俺に敵うヤツなどいない。俺が宇宙最強だ。
クウラの初登場は、1991年に公開された劇場作『とびっきりの最強対最強』です。物語は、弟であるフリーザをサイヤ人・孫悟空が倒したと知り、クウラが地球へやってくるところから始まります。
とはいえ、クウラの目的は弟の仇討ちではありません。彼は部下に対し、こう発言しています。
「俺は弟の仇をうつためではなく、俺達のプライドに泥を塗ったサイヤ人をなぶり殺しにするためにここまできたのだ」
フリーザ一族は宇宙を支配するエリート集団です。一族にとって、サイヤ人は軍に所属する兵の一部です。そんなサイヤ人に一族がやられたとあっては、彼のプライドが許さなかったのでしょう。
地球に到着して行われたVS悟空戦の一回目は、クウラの勝利でした。悟飯をかばった悟空が負傷し、川に落ちていったのです。あとは地球ごと消してしまえば、身動きの取れない悟空には為す術がなく、クウラの完全勝利で終わります。けれど、クウラはそれを拒んで言います。
「星ごと奴を消すのは容易いが、この俺のプライドが許さん」
一族に泥を塗った相手だから、目の前で自らの手で始末しなければ気がすまなかったのです。そうしてクウラは、川に落ちた悟空を部下に探させました。
■フリーザより一段階多く、変身が可能
――その地獄を見て、お前がどんなに泣き叫ぼうが、俺は容赦はしない。お前を八つ裂きにするまではな
二戦目では、悟空の強さを認め変身を披露します。原作・TVアニメのフリーザ編では、フリーザがダメージを受けても変身することでパワーアップしていき、底知れぬ恐怖とパワーを見せつけてきました。クウラはそのフリーザよりも、変身できる回数が多いのです。
そんなクウラと悟空の、変身時のやりとりがこちら。
クウラ「あと一回……」
悟空「……?」
クウラ「あと一回、俺は弟よりも多く変身できるのだ」
悟空「なにっ!?」
クウラ「光栄に思うがいい。俺の究極の変身を見られるのは、お前が最初で最後だァッ!」
クウラの足場にあった川の水が渦を巻く演出。クールなBGM。復活のFで金ピカになっただけのフリーザとは違い、迫力とオシャレさを兼ね揃えたフォルム。変身終了後に口元のシャッターが閉まる、ロボットのようなモーションとSE。
そのどれをとっても素晴らしいアニメ史上トップクラスの変身シーンでした。
■メタル化し量産されたことも
――これで決まる。宇宙一強い男が。
『とびっきりの最強対最強』では惜しくも倒されてしまうクウラでしたが、その後『激突!!100億パワーの戦士たち』にて身体をメタル化させて復活しました。今度は戦闘力をアップさせるだけではなく、再生能力と瞬間移動まで身につけたのです。超サイヤ人となった悟空とベジータが、劇場版で初めて組むことによって、なんとかこのメタルクウラを撃破します。が、やっとの思いで倒したと思った次の瞬間――崖の上に量産されたメタルクウラの大群が出現するのです。
ドラゴンボール史上最も絶望感のある名シーンです。
その後悟空とベジータを捕獲したクウラは、二人のエネルギーを搾り取ろうとして失敗し、再び敗北してしまいます。実力では完全に勝っていたため、欲を出さなければ悟空とベジータに勝っていたのです。
復活のFでは、フリーザがついに兄であるクウラを超えてしまいました。けれど、フリーザが修業をすることで強くなれるのなら、クウラだって同様でしょう。兄より優れた弟など存在しないのだから。
(あにぶ編集部/星崎梓)
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