ビールは鮮度が命!「プレミアムモルツ出来立てパック」予約受付14日まで

2016年12月12日 17:38

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サントリー ザ・プレミアム・モルツ(350ml缶)(画像提供:サントリー)

サントリー ザ・プレミアム・モルツ(350ml缶)(画像提供:サントリー)[写真拡大]

 ビールは鮮度が命である。ビールの名産国ドイツには、古くから「ビールは工場の煙突の影が落ちる場所で飲め」という言葉があるほどだ。ビール工場に行くのは大変だが、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ 出来たてパック」ならば、工場製造から最短7日以内で出荷されるビールを自宅で楽しむことができる。予約(14日締切)限定販売、350ミリリットル×24本で税込4,914円(※通常のプレミアムモルツと同額)、発売予定日は19日。

 なお、同様のパッケージは今年8月にもやはり予約限定、数量限定で販売されており、好評を博した。また、同コンセプトの商品として、アサヒも「スーパードライ<鮮度実感パック>」を出している。

 ビールはとても繊細な飲み物だ。冷やし過ぎてはいけない。香りや風味が分からなくなる。温度の高い場所で保存してもいけない。味が変化してしまう。直射日光も厳禁である。瓶ビールの瓶が茶色いのは、中のビールを日光から守るためだ。仮に長時間ビールを日光に晒した場合、おかしな臭いがするようになってしまう(これを日光臭という)。さらに、開栓したり、グラスやジョッキに注いだビールは、早めに飲まなくてはいけない。あっという間に酸化・変色し、味や香りが落ちてしまうのだ。

 世に「腐っても鯛」という言葉があるが、それとは逆に「麒麟も老いては駄馬にも劣る」とも言う。モルツはキリンではなくサントリーであるが、それはさておき、ビールを選ぶには製造年月日も重要なのである。「プレミアムモルツ出来立てパック」をせっかく購入するのならば、鮮度が保たれているうちに飲み切ってしまいたいものだ。適切な保存方法を取った場合、(賞味期限とは関係なく)半年が風味の保たれる限界で、メドとしては3か月以内が良いという。

 なお、煙突の影はともかく、工場の近くでビールを飲む手段は現代日本にもあることはある。ブルーパブと呼ばれる、醸造所と同じ場所にある店に行けばよいのだ。大手メーカーの工場(たとえばキリンの横浜工場など)の敷地に併設されている大規模なレストランから、本当に小さな隠れ家のようなパブまで、規模は様々である。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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