【注目銘柄】アルゴグラフィックスは年初来高値更新して上げ足速める、17年3月期通期予想増額余地

2016年12月1日 11:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 自動車向けCADシステムを主力とするアルゴグラフィックス<7595>(東1)に注目したい。17年3月期は第2四半期累計の進捗率が高水準であり、通期予想に増額余地がありそうだ。また11月15日に中期経営計画を発表している。株価は年初来高値を更新した。7月急伸後の日柄調整が完了した形であり、上げ足を速める可能性がありそうだ。

 17年3月期連結業績予想は売上高が16年3月期比5.8%増の360億円、営業利益が同13.7%増の28億円、経常利益が同14.0%増の31億円、純利益が同14.3%増の19億円としている。

 PLM事業で保守などサービス関連が堅調に推移し、16年4月事業開始したCAD SOLUTIONSが寄与する。子会社ジーダットのEDA事業も半導体受託設計サービスが拡大する。そして全社的に売上総利益率改善が進展する見込みだ。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.8%、営業利益が57.5%、経常利益が54.5%、純利益が55.9%と高水準である。通期予想に増額余地がありそうだ。

 11月15日に中期経営計画「共成」を発表した。中核である自動車向けを中心にワンストップソリューションを強化する。そして経営目標値には19年3月期営業利益31億円、配当性向30%以上を掲げた。

 株価は年初来高値を更新している。週足チャートで見ると13週移動平均線の接近を待って水準を切り上げ、サポートラインを確認した形だ。また7月急伸後の日柄調整が完了した形であり、上げ足を速める可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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