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2016年にあまり話題に上がってない傑作海外アニメ映画6作品
2016年にあんまり話題に上がってない傑作海外アニメ映画6作品[写真拡大]
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
ヒット作品が皆無とまではいわないものの、バシッと爆発的な興行成績を得られる洋画作品が今年はあまり出ていません。日本の映画市場においては現在、洋画に苦戦傾向が見られます。
そしてこれはアニメ映画も同じ。
ディズニー作品のような例外もあるとはいえ、世界で高評価や大ヒットを経た映画が満を持して日本公開がされたものの、上映規模が小さかったり、あまりお客さんが入らなかったりという事態となっています。そこで今回は2016年に公開されたけど、もうちょっと話題になっても良かったんじゃないの?と思う海外アニメ映画を紹介していきます!
見逃した皆様、そもそも公開されたことすら知らなかった皆様、これらの映画、全部一見の価値ありです!
■父を探して
2015年の米国アカデミー賞長編作品にもノミネートされたブラジルアニメ映画。棒人間のようなルックスの少年が、出稼ぎに向かった父を探しに都会へ旅立つ物語。鮮やかな色彩や手法を用いたひと味違ったアニメーション体験が面白い一作です。そして、父を探しにいった少年が迎える意外な展開もお楽しみに。
主題歌の「Aos Olhos de uma Criance」も名曲です。私のiPhoneでも未だにヘビーローテーション中。
■アングリーバード
全世界で大ヒット!したのも束の間、日本の動員ランキングでは初登場10位!(しかもその後浮上せず)。もちろん原作のゲームも日本じゃあまりヒットしてないし、興行こそ大きく振るわなかったものの、本作も侮れない高品質作品。
「他所からやってきて人の物奪ってくとは、お前らどこの馬の骨かしらねーけどゆるさねーぞ!」と、島民の鳥達が怒り、爽快なリベンジマッチに挑みます。
■海のうたソングオブ・ザ・シー
こちらもアカデミー賞長編部門ノミネート作品 (2014年)。北欧神話を題材に幻想的な冒険劇が繰り広げられます。日本人も受け入れやすいキャッチーで可愛い登場人物や、高価な洋物絵本のような綺麗なタッチのイラストが非常に魅力的で大人から子どもまで楽しめる一作。東京アニメアワードフェスティバル2015でもグランプリを受賞した作品です。
■コウノトリ大作戦!
動員ランキングにもまったく姿を見せなかったけど、ちゃんと傑作!バッグス・バニーショーでお馴染みのワーナー・ブラザーズアニメーションが、3DCGアニメでありながらも本家本元カートゥーンアニメの意地を見せる!笑って泣けて考えさせられる、上質エンターテイメント作品。さらっと見せるジェンダーフリー描写なども非常にクールです。
■レッドタートルある島の物語
ジブリという看板を背負って大規模公開!したものの、ズコーッて感じであっという間に上映館が絞られてしまった“海外”作品。「岸辺のふたり」でアカデミー賞受賞経験もあるマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の最新長編作だというのに、その扱いはちょっと寂しい。
「ジブリじゃない」なんて声もあるものの、むしろ不思議な世界観や若干理不尽な寓話なところは意外とジブリっぽくもある異色作。広大な海の描写は是非映画館で見て欲しかった映画です。
■カンフーパンダ3
今作に関してはNetflix独占配信となって劇場公開すら叶わなかった傑作。「1」、「2」と続いてきたカンフーパンダシリーズの集大成とも言えるメッセージや、主人公ポーの成長っぷりは、順を追って見てきた人には特に感動的で、ただひたすら涙涙。
相変わらずの魅せるアクションや、上手いと思わせる演出の妙は是非、タブレットだけでもなく大スクリーンで拝みたい仕上がりです。(もちろん端末内で持ち運びたいという欲を満たせるのでNetflixが配信してくれることには感謝)
以上、6作品を紹介致しました。
映画の質の低さが興行成績に影響を与えることもある一方で、傑作だからといって必ずしも興行成績が良くなるとは限らないのも、映画興行の難しい所です。
今回紹介した作品達は、もしかしたらあなたの今年のベスト映画にもなり得るかもしれない傑作ばかりだと思っています。地域によってはこれから公開が始まるという作品もあるので、まだ見てなかったという人は、是非チャンスを見つけて、これらの映画を体験してみて下さい。
そして、洋画が苦戦している逆境の中、よくぞこれらの作品を日本公開まで持って来てくれたとも思う次第。導いてくれた皆様に本当に感謝、感謝で御座います。ファンとして、大したお力添えができなかったことが非常に無念。何卒、来年以降も素敵な作品を日本へお導き下さいますようお願い申し上げます。
P.S. そろそろドリームワークスアニメーション作品の日本上映復帰を願ってます。
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(あにぶ編集部/ネジムラ)
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