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プラチナ万年筆、職人技で筆軸にオーロラ表現の万年筆、1本30万円
「本漆螺鈿蒔絵 オーロラ」(プラチナ万年筆の発表資料より) [写真拡大]
プラチナ万年筆は21日、万年筆ブランド「出雲」の新商品として、本漆螺鈿(らでん)蒔絵「オーロラ」を25日に発売すると発表した。
「出雲」シリーズは、島根県出雲市による「出雲ブランド商品」にも認定された万年筆。出雲は、プラチナ万年筆の創業者・中田俊一氏の生誕の地でもあり、2010年に出雲市の協力も得て創られた商品だ。各分野の職人が最高の技を施した万年筆として、これまで発売された商品には、本漆高蒔絵『滝山水』 (60万円、税別・以下同)、本漆高蒔絵『浜の松』(50万円)、本漆平蒔絵『浜の松』(30万円)、本漆螺鈿蒔絵『鱗紋』 (30万円)など高級な万年筆がそろっている。
今回加わる「オーロラ」は、約400年の歴史を持つ会津の伝統工芸で、漆を使った加飾と研ぎ技法に特徴を持つ「会津蒔絵」により、躍動感のある大胆な構図のオーロラがダイナミックに表現された作品。鮑(あわび)貝から取った一枚ずつの螺鈿の裏に金箔を貼り、黒漆などを使って輝きに変化を出している。ボディー・キャップには3種類の大きさの金の梨地粉を蒔いた後、漆を全面に塗り研ぎ出すことで奥行きのある輝きと光沢が生むなど、高級万年筆の中でも特別な逸品に仕上げており、「芸術品」とも呼べる一品としている。
価格は30万円。付属品は、瓶インク30cc、カートリッジインク1本 、コンバーター、筆衣(万年筆袋)、桐箱。
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