17日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と3日ぶり反発、インフラ関連に買い

2016年11月17日 17:13

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記事提供元:フィスコ


*17:13JST 17日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と3日ぶり反発、インフラ関連に買い
17日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.40ポイント(0.11%)高の3208.45ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、3.59ポイント(0.11%)高の3359.30ポイントで取引を終えている。半面、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数は0.64ポイント(0.18%)安の354.32ポイント、深センB株指数は9.94ポイント(0.85%)安の1160.44ポイントで終了した。

当局の景気対策などに対する期待感などが相場の支えとなっている。「一帯一路」戦略に関連した各地の交通インフラ整備プロジェクトに関し、国家発展改革委員会によって着工許可された金額が足元で急ピッチに拡大していることが材料視された。中国人民銀行(中央銀行)が朝方、人民元の対米ドル基準値を10日連続で元安方向に設定したことなどを嫌気して売られたものの、下値は固く、終盤に入りプラスに転じた。

業種別では、インフラ関連株の上げが目立つ。エンジニアリングの中国冶金科工(601618/SH)がストップ高、ゼネコンの中国建築(601668/SH)が3.5%高と急伸する。発電設備株や建機株もしっかり。海運株は前日に続き物色された。

一方、ITハイテク関連株はさえない。銀行や保険、証券の金融株も弱含んだ。引き締めの動きを警戒し、不動産株も下げた。

【亜州IR】《ZN》

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