米大統領選挙、トランプ候補が当選確実に

2016年11月10日 08:21

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記事提供元:スラド

 11月8日(現地時間)に投開票された米国大統領選挙で、共和党のドナルド・トランプ候補の当選が確実になった(BBC)。トランプ候補は勝利演説を行い、また民主党のヒラリー・クリントン候補も敗北を認めトランプ候補に祝福の連絡を入れたと報じられている。また、同時に行われた米連邦議会の選挙でも、上院・下院ともに共和党が過半数を獲得し多数派となった。

 選挙前はクリントン候補が優勢と見られていたが、選挙の約一週間前にFBIがクリントン候補が公務に私的なメールサーバーを使用していた、いわゆる「メール問題」での捜査を再開したとの報道もあり、流れが変わったのではないかとも言われている。開票速報では、トランプ氏有利とみられていた南部以外の地域でも広くトランプ氏が支持を集めていることが分かる。

 トランプ氏はイスラム教徒の入国禁止やメキシコとの国境間に壁を作る、といった排外的な主張でも注目されているが、大統領として今後どういった政策を行うかが注目される。なお、米国出身のタレント・パックン氏は『「何もできない」というよりかは、「何もしない」のではないだろうか』との予測を出している。

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