悪意を持って自分の子供にHIV感染した血液を注射した父親

2016年10月22日 14:12

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記事提供元:スラド

insiderman 曰く、  BBCが、「赤ん坊のときに自分の父親にHIVに感染した血液を注射された」というブライアン・ジャクソンさんと、その父親の裁判についての話を報じている。

 この父親はジャクソンさんが生まれた後、ジャクソンさんの母親と争うようになり離婚していたのだが、その後悪意を持って「HIVに感染した血液サンプル」を当時乳児だったジャクソンさんに注射したという。父親は血液検査技師として働いており、そこで血液サンプルを入手したのだそうだ。

 ジャクソンさんは注射された血液と血液型が合っていなかったこともあり注射後すぐに体調が悪化、その後HIVウイルスに由来するとみられる感染症を発症してAIDSと診断されたという。ジャクソンさんはすぐに治療を受けたものの、当時はまだ治療法が確立しておらず、またAIDSに関する正しい知識が普及していなかったことからさまざまな迫害も受けたという。しかし、苦しい闘病の末現在では体調は改善に向かい、24年が経った今では「T細胞(免疫細胞)」の数値は平均以上となり、健康体になっているという。

 ジャクソンさんは今、ウイルスを注射した父親と法廷で争っている最中だそうだ。

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