【注目銘柄】Gunosyは好業績を評価して一時ストップ高

2016年10月17日 10:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■17年5月期第1四半期大幅増収増益

 Gunosy<6047>(東マ)に注目したい。17日の株価は150円高の1078円と一時ストップ高した。10月14日発表した17年5月期第1四半期(6~8月)連結業績は実質的に大幅増収増益だった。通期も大幅増収増益予想である。さらに増額余地がありそうだ。株価は戻り高値圏でモミ合う形だが、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■通期も大幅増収増益予想で増額余地

 17年5月期第1四半期の連結業績は、売上高が16億80百万円、営業利益が2億45百万円、経常利益が2億44百万円、純利益が2億51百万円だった。前年同期の個別業績との比較で見ると91%増収、5.1倍営業増益、5.0倍経常増益、5.5倍最終増益となり、実質的に大幅増収増益だった。また四半期別に見ても4四半期連続増収増益だった。

 Gunosy Ads売上高はアクティブユーザー数の順調な積み上がり、ADNW売上高は外部メディアパートナーとの取り組み効果により伸長した。国内累計DL(ダウンロード)数は「グノシー」に加えて、KDDIとの共同事業「ニュースパス」リリース(16年6月)により、15年5月期末比182万DL増加の1618DLとなった。稼働広告主数は同113社増加の1211社となった。アドネットワーク稼働提携メディア数は同67メディア増加の603メディアとなった。

 通期の連結業績予想は前回予想(公表)を据え置き、売上高が前期比41.5%増の65億06百万円、営業利益が同53.7%増の8億64百万円、経常利益が同52.7%増の8億65百万円、純利益が同24.1%増の7億51百万円としている。通期予想に対する第1四半期進捗率は売上高25.8%、営業利益28.4%、経常利益28.2%、純利益33.4%と高水準であり、通期予想に増額余地がありそうだ。

 株価は戻り高値圏900円近辺でモミ合う形だが、週足チャートで見ると上向きに転じた26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。17日の株価は150円高の1078円と一時ストップ高した。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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