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機内でのモバイル機器発火に備え、耐火バッグを装備する航空会社
Galaxy Note 7の事故によりリチウムイオン電池の発火問題が注目を集めているが、米航空会社の中には発火したモバイル機器を格納するための耐火バッグを装備しているところもあるそうだ(アラスカ航空のブログ記事、The Guardianの記事、ABC Newsの記事、USA TODAYの記事)。
アラスカ航空グループでは、アラスカ航空とホライゾン航空の旅客機219機すべてに耐火バッグを5月から装備しており、ヴァージンアメリカでも60機ほどのすべての旅客機に耐火バッグを装備したという。デルタ航空は900機以上の旅客機に耐火バッグを装備する計画で、Galaxy Note 7の事故を受けて計画を早めることになったそうだ。特に海を越えて長距離運行する166機、および国内線で使用する一部のボーイング757型機には年末までに優先して各2個の耐火バッグを装備する。
アラスカ航空が使用している耐火バッグはBaker Aviationの「HOT-STOP 'L'」という製品で、ノートPCにも対応可能な大型のものだ。摂氏1,760度までの高温に耐え、ベルクロと丈夫なジッパーで炎と煙を封じ込める(デモ動画)。処理用の手袋などがセットになっており、市価は1,800ドルとのこと。
先日機内でGalaxy Note 7が発火したサウスウエスト航空のほか、アメリカン航空やジェットブルー航空、ユナイテッド航空などは耐火バッグを現在のところ装備していないが、乗務員に対して発火時の対応などを訓練しているとのことだ。 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | セキュリティ | 電力 | 交通
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