本間ゴルフが本日上場、グレーは変わらず10.00香港ドルで終了

2016年10月6日 10:40

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記事提供元:フィスコ


*10:40JST 本間ゴルフが本日上場、グレーは変わらず10.00香港ドルで終了
ゴルフクラブ老舗メーカーの本間高爾夫(本間ゴルフ:6858/HK)が6日、香港メインボードに上場する。5日のグレーマーケット(上場前の相対取引)では、公募価格と同水準の10.00香港ドルで取引を終えた。高値は10.22香港ドル、安値は10.00香港ドル。
売買単位は500株。公募価格は仮条件(8.46~10.98香港ドル)の上限に近い10.00香港ドルに決まった。1億3399万株を公開し、手数料などを除く手取り概算で12億6260万香港ドル(約168億円)を調達している。うち29%を欧米市場でのシェア拡大のための戦略的買収・提携に充てるほか、残りは各国でのプロモーション、生産能力の拡大、債務の償還などに利用する計画。
本間ゴルフは1959年創業(前身企業)の老舗企業。「HONMA」ブランドでクラブ、ボール、ウエアなどゴルフ用品を生産する。生産拠点は山形県酒田市に置き、直営店(86店舗)や他の小売店舗で販売。ゴルフ用品ブランドで世界シェア7位、高級ゴルフクラブに限ると同1位(いずれも売上高ベース)という位置付けだ。
1995年に日本国内で店頭公開し、2004年にはジャスダック市場にくら替えしたが、翌年の経営破たんを受けて上場を廃止した。その後、2010年に中国人の実業家・劉建国氏に買収されている。
また、上場に先立ち、本土コングロマリットの復星国際(656/HK)を戦略投資家に迎え入れた。復星国際は傘下企業を通じ、本間ゴルフ株7.5%(IPO後は5.9%に希薄化)を6000万米ドルで取得している。

【亜州IR】《ZN》

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