【注目銘柄】福島工業は自律調整一巡して7月高値試す、17年3月期業績予想に上振れ余地

2016年9月20日 15:40

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 福島工業<6420>(東1)に注目したい。株価は7月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整が一巡して切り返しの動きを強めている。17年3月期業績予想の上振れ余地を評価して7月高値を試す展開だろう。

 17年3月期第1四半期(4~6月)の連結業績は前年同期比16.1%増収、15.2%営業増益、2.4%経常増益、41.8%最終増益だった。営業外で為替差損益が悪化したため経常利益の伸びは小幅だが、ファーストフード、コンビニ、スーパーマーケット、ドラッグストア向けに、汎用業務用冷凍冷蔵庫、製氷機、ブラストチラー、冷凍冷蔵ショーケース、大型食品加工機、大型・小型パネル冷蔵設備など主力製品の販売が総じて好調に推移して2桁増収・営業増益だった。

 17年3月期通期連結業績予想は据え置いて、売上高が16年3月期比3.0%減の715億18百万円、営業利益が同6.6%減の70億77百万円、経常利益が同5.6%減の72億46百万円、純利益が同10.4%減の44億60百万円としている。減収減益予想だが、第1四半期の進捗率は売上高が25.7%、営業利益が26.1%、経常利益が24.0%、純利益が36.1%と順調な水準であり、通期業績予想に上振れ余地がありそうだ。

 株価は7月27日に上場来高値3735円まで上伸した。その後は利益確定売りで一旦反落したが、8月30日の直近安値3030円から切り返しの動きを強めている。今期予想連結PERは14倍近辺で割高感はない。自律調整が一巡し、17年3月期業績予想の上振れ余地を評価して7月高値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】肺炎球菌ワクチンの最新の投与スケジュール(2016/08/08)
【Newsで一枚】ケンコーマヨネーズは「ドレッシングの日」の記念日登録証授与式を実施(2016/08/24)
天然界面活性剤市場参入について、イワキの副社長岩城慶太郎氏に聞く(2016/07/26)
【材料でみる株価】日本アジアグループは新たな自己株式取得を発表(2016/09/02)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事