【注目銘柄】ヤマダ電機は4Kテレビの販売好調、割安感がある

2016年9月15日 10:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ヤマダ電機<9831>(東1)は、4Kテレビの販売好調、割安感がある銘柄として注目したい。

 同社グループは、経営理念に「創造と挑戦」「感謝と信頼」を掲げ、企業の成長と発展のために常にイノベーションを発揮し続けている。創業時を「第一の創業期」、混売店から量販店に移行した時を「第二の創業期」とし、現在を「第三の創業期」と位置付け、これまで一歩先を見据えた経営の積極的な推進と、着実な資本政策の実行による財務本質の強化、経営資源の基盤強化により成長を続けている。

 本年4月1日から3人の代表取締役体制のもと、「新規ビジネスの開発と推進」「各種構造改革の強化・推進」「既存ビジネスの強化」で日本最大級のネットワーク・サービスのIoT企業として、5,000万件を超す各種会員のビッグデータの分析による「ゆりかごから墓場まで」の新たなサービス開拓と提案、「モノ(商品)からコト(サービス)、モノ+コト」の提案を強化し、将来における持続的成長・発展のため、様々な挑戦を続けている。

 今2017年3月期第2四半期業績予想は、売上高が7890億円(前年同期比2.0%減)、営業利益が232億円(同11.6%増)、経常利益が276億円(同10.7%増)、純利益が127億円(同0.3%増)を見込んでいる。

 通期業績予想は、売上高が1兆6330億円(前期比1.3%増)、営業利益が714億円(同22.8%増)、経常利益が800億円(同27.5%増)、純利益が425億円(同39.8%増)を見込んでいる。配当は期末一括16円(同4円増)を予定している。

 株価は、3月8日につけた年初来の高値609円から5月26日安値484円まで調整を挟んで7月14日高値570円と買い直された後、9月1日安値478円と下げて上昇。ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配を見せている。テレビの大型化や4Kテレビの需要増加に伴う単価の上昇が続き販売台数にも回復傾向が見られ今17年3月期第1四半期業績は営業利益が64億0900万円(前年同期比2.5倍)と好調。今期予想PER9倍台・PBR0.76倍と割安感があり、配当利回り3.2%と利回り妙味もソコソコある。水準訂正高が続くか注目したい。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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