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カリフォルニアの公営高速鉄道、エレベーター内での放尿による悪臭と戦う
立小便で街灯が倒れてしまうほど公共の場所での放尿に悩まされる米国・サンフランシスコだが、ベイエリアの公営高速鉄道(BART)ではエレベーター内での放尿による悪臭が問題となっているという(The Vergeの記事)。
この問題を解決するため、BARTではエレベーターの床をポリ尿素エポキシ素材に貼り替えるほか、シビックセンター駅のエレベーターで「Urine-B-Gone」という消臭スプレーのプロトタイプをテストするそうだ。Urine-B-Goneの詳細についてはテスト中のため明らかにされていないが、酵素ベースの洗浄液のようなものとみられている。
エレベーターで主に悪臭を生み出しているのはシャフト部分だという。ピットと呼ばれるシャフトの底部には水がたまり、バクテリアが繁殖しやすい。そのため、流れ込んだ尿をバクテリアが分解することで悪臭が発生する。シビックセンター駅ではピットの浸水を監視して、くみ出すことのできるFIT PITと呼ばれるシステムも最近導入したとのこと。
ちなみに、BARTでは2001年の同時多発テロ以降、すべての駅のトイレを閉鎖した。多くの駅では昨年から再びトイレを利用できるようになっているが、10駅では閉鎖中のままとなっているとのことだ。 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | バイオテック | 変なモノ | サイエンス | idle | アメリカ合衆国 | 交通
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