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インド、スクラムジェットエンジンの試験に成功。世界で四番目の快挙
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 インド宇宙研究機関(ISRO)が、マッハ5以上の超音速域でも空気圧縮による燃料燃焼が可能なジェットエンジン「スクラムジェットエンジン」を搭載したロケットの打ち上げ試験に成功した(F.india、THE HINDU、Slashdot)。
スクラムジェットエンジンは推進剤だけで加速するロケットと比べ燃料を大幅に節約でき、かつ積載量も増加させることができるるものの、技術的な課題が多く実用化には至っていない。
過去にスクラムジェットエンジンの試験に成功したのは米国、ロシア、欧州宇宙機関で、インドはこれに続く四番目。インドにとってマイルストーンとも呼べる出来事だ。今回の実験用のロケットのスクラムジェッエンジンは高度11kmの高さに達したあと6秒間作動、速度はマッハ6に達した。打ち上げられたシハリコタから300秒間フライトし320km先のベンガル湾に着陸したという。
ただ、この新たなエンジンも技術デモに近いもので実用化レベルではないという。最終的には再使用型ロケットへの採用を目指すようだ(THE HINDU)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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