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【注目銘柄】アールビバンは株主優待実施で配当利回り妙味増す
■ミニゴールデンクロスを示現
アールビバン<7523>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現、株主優待実施に配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。
同社グループは、物故作家の版画のみならず、現在活動中の海外・国内の作家、イラストレーターの作品を版画化し、新しい価値を持つ美術品として積極的に販売している。この4月からスタートした第33期は年度方針として「チャレンジの年」とすることを掲げ、中長期的な視点に基づき、人材、組織など経営基盤固めを実践するとともに、「アート関連事業」において、新規顧客の開拓及び過去に捉われず新たな収益基盤の創造にチャレンジしている。
アート関連事業のスタンダードアート部門においては、新規会場の開拓、新企画催事の開催や新広告媒体の開発を進め、新規顧客の開拓に注力をするとともに、催事計画の精度を高め、収益力の向上に注力。また、イラスト系アート部門においては、イラスト系アートグッズ事業や出版・モバイル事業を強化し、店舗及び通販、大型イベント「神絵祭」「軸中心祭」において集客の拡大を図り、新規顧客の獲得、取扱アーティストのブランド化や新作家開発に努め、版画の売上拡大につなげている。金融サービス事業においては、クレジット事業において加盟店管理の徹底や低コスト運営の徹底を図り、消費者の利益の保護を最優先とした運用・体制づくりを徹底している。リゾート事業においては、「タラサ志摩ホテル」の従来の強みである「タラソテラピー」を軸に商品展開・営業活動を行い、リピーター率の高い施設を目指している。健康産業事業においては、「カルナフィットネス&スパ柏」で、引き続きホスピタリティ精神を大切にした質の高いサービスの提供を行い、新規会員の獲得数アップと既存会員の退会防止、客単価の上昇に注力している。
今2017年3月期第1四半期業績実績は、売上高が14億7500万円(前年同期比7.2%増)、営業利益が1億3100万円(同31.1%減)、経常利益が4100万円(同82.2%減)、純利益が1000万円(同99.0%減)に着地。
今17年3月期業績予想は、売上高が65億円(前期比9.6%増)、営業利益が9億5000万円(同33.3%増)、経常利益が9億円(同28.3%増)、純利益が5億5000万円(同3.4%増)を見込んでいる。配当は30円(第2四半期末15円、期末15円)継続を予定している。
株価は、1月8日の年初来高値565円から2月12日安値460円と調整。6月24日に年初来安値455円と売り直されて下値を確認。モミ合いから急伸し、ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配となっている。24日大引け後にリゾート事業の子会社合併を記念して株主優待を実施すると発表。16年9月末時点に100株以上を保有する株主を対象に「たらさ島ホテル&リゾート」(三重県鳥羽市浦村町白浜)の宿泊優待券1枚を贈呈する。平日は宿泊代が無料、休・祝前日は宿泊代が定価の半額となる。今期予想PER12倍台・PBR0.52倍と割安感があるほか、配当利回りは5.8%と利回り妙味も増すころから、9月権利取りが下支え、押し目買い妙味が膨らみそうだ。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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