日中韓3か国外相会議「24日に日本で開く」―岸田文雄外相

2016年8月23日 09:53

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記事提供元:エコノミックニュース

 岸田文雄外務大臣は22日夕、臨時記者会見し「24日に日中韓外相会議を外務省飯倉別館で開く」と発表した。

 岸田外相は「中国から王毅(おう・き)外交部長、韓国からは尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が出席予定」とし「この会議で幅広い分野にわたる日中韓3か国の協力案件の現状と将来の方向性について議論をする」と語った。

 また「地域・国際情勢について意見交換を行う予定。日中外相会談及び日韓外相会談を併せて開催するべく調整を行っている」と2国間外相会談も行う予定で調整しているとした。

 岸田外相は、日中外相会談が実現すれば、当然、尖閣諸島での領海侵入問題について「取り上げたい」とした。

 岸田外相は、日中韓3か国外相会議では「基本的に環境や防災あるいは青少年交流あるいは経済、こうした協力案件について議論をする。これが基本的な性格であり、この点は今回も変わらないと考えている」とし「2国間の懸案事項については2国間の外相会談で議論する」と語った。

 日中韓3か国が共通しているのは対北朝鮮問題。一方、日中間では尖閣諸島をめぐる問題、日韓間では竹島をめぐる問題、韓中間では韓国へのTHAAD配備をめぐる問題が、それぞれに課題になっている。(編集担当:森高龍二)

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