Cerevo、装着したSIMを切り替えて使用できる通信デバイスを開発

2016年8月2日 20:29

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「ポータブルSIM」デバイス「psim proxy」の接続イメージ(ドコモ発表資料より)

「ポータブルSIM」デバイス「psim proxy」の接続イメージ(ドコモ発表資料より) [写真拡大]

 ドコモとCerevoは2日、ドコモが開発した「ポータブルSIM」技術を含む「PSIM Suite(ピーシム スイート)」のライセンス契約を締結し、CerevoがSIMを自由に切り替えて通信できるデバイス「SIM CHANGER Δ(デルタ)」を開発したと発表した。

 Cerevoは同デバイスを生産販売するためのクラウドファンディングを開始した。2017年3月に200台限定で発売する予定。価格は本体+ブリッジカード1枚(Android用またはiOS用)を含み、1万800円(税込み)。

 「PSIM Suite」とは、端末のSIMカードを抜き差ししなくても電話番号の切り替えが可能な「ポータブルSIM」の技術に加え、端末側に「psim proxy」を挿入するだけで「ポータブルSIM」と接続することが可能な技術。

 「SIM CHANGER Δ(デルタ)」は、SIMカードを最大4枚装着でき、スマートフォンのアプリから最大4枚のSIM情報を自由に切り替えて利用できる。

 使用例としては、海外渡航時に各国の事業者のSIMカードを装着しておけば、いちいち入れ変えなくてもスマホアプリからの切り替えで利用できる。通話用のSIMカードとデータ通信用のSIMカードを使い分けることもできる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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