熱血アニメ列伝その11 普通の少年の無双感がたまらん!『 ヒカルの碁 』

2016年7月20日 10:43

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熱血アニメ列伝その11 普通の少年の無双感がたまらん!『 ヒカルの碁 』

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 熱血アニメ列伝、今回で11回目を迎えました。まだまだ、ここで書きたい作品はたくさんあるのですが、なかなか執筆ペースがあがらず、楽しみにしている方には申し訳なく思います。頑張って書いていきますので、気長に待っていてくださいね☆

 さて、今回は今まで10回まではほぼロボット物のアニメばかりを扱ってきましたが、今回は少し毛色の違う作品を取り上げようと思います。

 それは、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた、『ヒカルの碁』です!ほったゆみ先生が原作、作画を『バクマン。』などでも有名な小畑健先生が担当されている人気漫画のアニメ化。

 かれこれ、作品が放送されて十数年経っていますが、当時子供達の間で「囲碁ブーム」を巻き起こした作品が、いかに熱いのか?を今回は語っていきたいと思います。

■アニメ『 ヒカルの碁 』のあらすじ


 まずは、いつもの通り、あらすじから言ってみましょう。

 どこにでもいる、普通のヤンチャで元気な小学生進藤ヒカルが、ある日彼の祖父の家にあった、古い碁盤に血痕のようなシミを見つけた時、物語が始まります。

 そのヒカルのおじいちゃんの碁盤には、天才的に強い平安時代の「藤原佐為(ふじわらのさい)」という碁打ちの霊が宿っており、ヒカルはこの「佐為」に取り憑かれることになります。

 先ほどヒカルが見た「血痕のようなシミ」というのは、かつて江戸時代に佐為が取り憑いていた現代でも最強の棋士と言われている「本因坊秀策」が対局中に吐いた血が付着したものでした。

 この血が霊的な媒介となって、この碁盤に佐為はとりつき、約140年近い時を経て、ヒカルと佐為はめぐりあった訳です。しかし、この運命的な出会いにも関わらず、ヒカルは碁の事などまるで知らない少年。

 しかし、佐為の指導やライバル達の出現により、ヒカルは徐々にその才能を開花し、碁を打つものなら誰もが目指す「神の一手」を夢見る棋士となっていくのでした……。

 以上が、ヒカルの碁の大まかなあらすじです。

ヒカルの碁

画像引用元:youtube.com

■亡霊の「碁を打ちたい」という願いを背負い、囲碁の世界で頭角を表す小学生・進藤ヒカル


 ヒカルの碁の魅力は、何と言っても「普通の少年が特殊なジャンルの中で頭角をあらわし、無双していく」様が本当に、王道の少年漫画のノリだからでしょう。

 あらすじのところでも、書きましたが、ヒカルはまったくと言って良いほど、碁の知識が無い少年でした。学校の勉強もどちらかというと、体育の成績の方が良い、というぐらいの元気で明るい男の子です。

 そんな彼が、佐為が死して霊として存在する理由となった「碁を打ちたい」という願いの為に、碁の世界に入り、どんどんとその力を増していき、やがてはプロの世界へと入っていく!

 そんなヒカルの急成長の物語が、王道少年漫画的に上手に描かれているのです。題材「碁」なのに!

 実際、この「碁なのに展開が熱い!」という展開は、特に自分のような「碁はまったく分からない」人間が読んでも「このヒカルがライバル達に勝っていく様は何て熱いんだ!」と思えるのだから、相当です。

■『 ヒカルの碁 』に影響されて碁を始めてはみたものの・・・


 そうなのです。結局、自分は『ヒカルの碁』に興味を持ったものの、ゲームなどで少し碁を始めようと思ったのですが、そのあまりの難しさに断念(まあ、頭がそれだけ固いという事なのでしょう)するぐらいなのです。

 でも、そんな自分でも、このアニメを見ると毎回胸を熱くさせられます。「ヒカルはただの少年だったのに、どんどんと碁が強くなっていく!格好良い!」と。

 この事実だけでも、このアニメを見る価値があるとは思いませんか?

 ライバルである「塔矢アキラ」などとの友情のような心の通わせあいなど、見所はたくさんです。全75話となかなか長いですが、是非一度視聴するのをお勧めします。

 大きなレンタル屋さんへ行けば、大抵DVDレンタルがされていると思いますので、気になる方はまず一度このアニメを見てみてくださいね。

 あるいは、原作の漫画を最初に読んでみるのもありかもしれません。こちらは全23巻。漫画喫茶などにこもって一日で読破出来る長さです。どちらにせよ、一度この『ヒカルの碁』の世界に触れてみることをお勧めします!

 『 ヒカルの碁 』囲碁の霊と魅力に取り付かれて

 【あすか】アニメで血を滾らせる!熱血アニメ列伝 シリーズ【好評連載中】

(あにぶ編集部/あすかつぐよし)

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