SpaceX、2018年の民間火星探査実施を発表

2016年5月2日 20:34

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、  かねてより火星探査に関心を示していることで知られる米民間宇宙企業SpaceXだが、同社は28日、公式Twitterアカウントにて、2018年に開発中のレッド・ドラゴン宇宙船を火星に送り込むことを計画していることを明らかにした(該当Tweetsorae.jp産経新聞Slashdot)。

 SpaceXは以前から同社が開発中の有人宇宙船ドラゴンを火星ミッション用に改造するレッド・ドラゴン、並びに大型ロケットファルコン・ヘビーの計画を明らかにしていたが、2018年という早期の打ち上げスケジュールが示されたのは初めて。またレッド・ドラゴンは6tもの重量があり、このような大型宇宙船を火星に着陸させるのも史上初となる。NASAでは2030年代の火星有人探査を予定しているため、この計画が順調に進めば火星有人探査一番乗りは民間企業ということもありえるだろう。

 SpaceXのCEOイーロン・マスクは、人類の火星移住も提案しているが、同社の行動力を見ていると、いつか本当に実行してしまうのかもしれない。

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