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NYの視点:【4/19IMM】円買い持ち過去最大、今週の注目:FOMC、日銀金融政策決定会合、米Q1GDP
*07:08JST NYの視点:【4/19IMM】円買い持ち過去最大、今週の注目:FOMC、日銀金融政策決定会合、米Q1GDP
シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで4月19日付けのネットの円の買い持ち高は前週からさらに拡大し、少なくとも1992年来で最大を記録した。市場の円の買い持ち高が膨らんでいたことも円の下落余地を広げた。
今週は、日米の金融政策決定会合、米国の1−3月期国内総生産(GDP)速報値が注目イベントとなる。世界経済の不透明感が払しょくせず、米連邦公開市場委員会(FOMC)は4月会合での追加利上げは見送ると見られている。ただ、原油価格が底入れした可能性があるうえ、金融市場も落ち着きを取り戻しつつあるため徐々に年内の利上げ観測が強まりドルを支える可能性がある。2016年の投票権を有しハト派として知られるボストン連銀のローゼングレン総裁は、市場の金利見通しが悲観的過ぎると指摘。金利先物市場では12月の利上げ確率は先週末の50%から63%近くに上昇した。年内の利上げ軌道を探るうえで注目の米商務省が発表する1-3月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率0.6%増と、昨年10−12月期の1.4%増から伸びが鈍化する見込み。金融危機後、第1四半期のGDPは低成長にとどまる傾向にある。
日本銀行は27、28日に開く金融政策決定会合で、政策金利の追加利下げと追随する形で、金融機関への貸し出しにマイナス金利を導入するとの憶測が強まりつつある。日銀は2月に歴史上初めてとなるマイナス金利政策を導入したばかりで追加緩和には懐疑的見方も存続する一方、円高や円の期待インフレ率を示すインフレのブレークイーブンインフレ率の低下、企業景況感の低下は、日銀にとって脅威となる。2012年からの措置が全て台無しになる危険もある。加えて、熊本地震による新たなリスクも浮上。日銀には追加緩和の選択肢しかないとの見方が強まりつつある。ECBと同様、実体経済支援に動くと期待されており、円安・株高の動きを支援する可能性がある。
●米国
26日:米3月耐久財受注:予想+1.9%(2月‐3.0%)
26-27日:米連邦公開市場委員会(FOMC):FF誘導目標レンジ0.25−0.5%
27日:米1−3月期国内総生産(GDP)速報値:前期比年率+0.6%(前期+1.4%)
29日:米3月PCEコア:予想:前年比+1.6%(2月+1.7%)、ダラス連銀のカプラン
総裁がロンドンで講演
●日本
27-28日:日銀金融政策決定会合
●英国
28日:オズボーン財務相:国民投票の結果で英国がEU離脱が決定された場合、経済が恒久的なダメージを受けるとした警告に関し、下院で質疑
●地政学的リスク
ウクライナ紛争
ガザ紛争
イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」
シリア
イエメン
【IMM】
ネット・円買い持ち:+71,870(4/19)←円買い持ち:+66,190(4/12)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077)
*ユーロ
ネット・ユーロ売り持ち:-46,917(4/19)←ユーロ売り持ち:- 52,051(4/12)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高)
*ポンド
ネット・ポンド売り持ち:-55,152(4/19)←ポンド売り持ち:-51,310(4/12)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366)
*スイスフラン
ネット・スイスフラン買い持ち:+ 9,410(4/19)←スイスフラン買い持ち:+8,238(4/12)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331)
*加ドル
ネット・加ドル買い持ち:+7,308(4/19)←加ドル売り持ち:+2,385(4/12)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001)
*豪ドル
ネット・豪ドル買い持ち: +44106(4/19)←豪ドル売り持ち+35122(4/12)《NO》
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